今回は石神井公園の石神井城跡がある側に三宝寺池という池がありますが、この池名の元である古刹の三宝寺(さんぽうじ)です
山号は亀頂山で宗派は真言宗智山派、開基は幸尊法印と言われ御本尊は不動明王です
地元では石神井不動尊とも呼ばれるこの寺院は、西暦1394年に鎌倉の大楽寺の僧・幸尊法印によって石神井池のそばに開かれたとされ、この石神井や練馬などを治めた豊島氏が築いた石神井城が近かったこともあって豊島氏から帰依を受けていました
しかしこの石神井豊島氏は太田道灌と戦いの後に滅亡、三宝寺はその後に道灌によって現在地に移されたそうです
豊島氏の庇護はなくなりましたが、それからも関東を支配した後北条氏や、将軍徳川家から庇護を受けて発展しており、江戸三代将軍徳川家光からは鷹狩りの際の休憩所としても使われていた事で朱印を受けています
こうして格式ある寺院として知られ、三門は将軍家ゆかりの門だから御成門と呼ばれており、現在の門は西暦1827年に建てられています
冒頭の通り、石神井池とつながった石神井城跡がある池の方はこのお寺の名をとって三宝寺池と呼ばれており、現在も親しまれています
⚫︎寺入口
⚫︎大観音
⚫︎閻魔像
それでは御朱印です
⚫︎不動明王
御朱印帳です
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◎武蔵野2番札所 道場寺
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