泉川のハマボウ群落(糸島市)
7月はハマボウの開花時期なので、その群生地に行きました
ハマボウとはフヨウの仲間で、関東より西に主に生息する植物です
漢字では「浜朴」で、"浜辺のホオノキ"から来ているとされますが、植物学者・牧野富太郎博士はホオノキとは似てないところから、"ホウはフヨウが訛って転じたもの"ではないかと言われています
黄色い花が咲き、ハイビスカスの仲間なのでとても南国感がありますね
また、塩分に強くて汽水域に根ざす半マングローブ植物で、立派な植物群落を形成します
ですが現在は河川改修によって群落が破壊されて、福岡県でも群落は絶滅危惧に指定されています
泉川のハマボウは九州有数のハマボウ群落で県の天然記念物に指定されており、そこから2011年にハマボウが糸島市の花になるなど町のシンボルとなっています
場所は糸島市の前原と志摩の間を流れる雷山川から泉川で、加布羅の橋周辺を歩きました
道路は車も通ることがあるので注意
周辺は田んぼが広がる田舎道ですが、工場や新興住宅に侵食されていたのが残念
黄色が目を惹きます
可也山もよく見えます
水辺には立派なガマの穂もありました