16歳の息子が抗がん剤治療で足が治ったら、皆でディズニーランドいこうね

癌とわかってから、二泊三日でディズニーランドへ行きました。
息子は大喜びで笑顔がたくさん見られました。
娘と一緒に乗り物に乗ったり、買い物もクランチチョコをディズニーランドへいったら必ず買っていました。

帰る日には笑顔は消えて、泣いてました。
「お父さん、お母さんまたこようね
僕頑張るから」と私は初期と聞いていましたから「またこようね。
がんばって治そうね」と励ましました。
これが最後の家族旅行になりました。

娘はディズニーランドはお兄ちゃんの治療中は友達に誘われても行きませんでした。

抗がん剤治療、放射線と辛い治療が続き息子がこれ食べたいというものを作ってから、入院中は毎日おかずを持っていきました。
「お母さんやっぱり美味しいわ
病院のは不味い」と
そんな息子も「なにも要らない」という日がつづくようになり息子に隠れて
私は泣いてました。
親だから代われるものなら代わってやりたい。
私が元気な子を産んでやらなくてと自分を責めました。

もうすぐ息子の光が消えかけてきた頃に「先生僕ディズニーランドへいきたい」と何度もいったそうです。
先生から「どうします?いってもいいですがランドの中で息子さんは息を引き取ると思います」と言われました。
主人と話をして二人で泣きながら、「それでも行きたいというなら行くか」と
でもそんなことは叶いませんでした。
癌に負けてしまったからです。
本当によく頑張った。
あんな辛い姿見ていたら、私が癌と言われたらあんな辛い治療耐えれるのかと
息子は立派でした。

去年娘がディズニーランドへいき、息子の好きだったクランチチョコをお供えしてました。

お兄ちゃんのためにと買ってきてくれた優しい娘が、今年一月に心臓発作で孫をおいて亡くなりました。

こんなのことありますか?
お腹を痛めて二つの宝をもらったのに
宝物は星になってしまいました。

来年のクリスマスは盛大にやろーっていっていたのに

息子は16歳で
娘は26歳で

高校生の男の子を見ると今でも辛い
涙がでる
娘と孫つれて買い物してる方を見ると
涙が止まらない


二回もこんな思いするなんて