三陸鉄道には何度も乗ってますが、1回降りてみたいと思ってた駅があります。

田老駅です。


地形上、津波による被害に何度もあっていて、高さ10メートル、総延長2000数百メートルの防潮堤が張り巡らされてるというので、行ってみたい歩いてみたいと思ってたんですね。


なかなか実行に移せず、今回の災害が発生しました。

そんな中、久慈~陸中野田、宮古~田老で運転再開。

さすが巨大な防潮堤に護られて、津波の被害が少なかったのかと思ったのが、とんでもない間違いでした。

最近、いすみ鉄道の社長さんのブログをよく拝見させていただいているんですが、親交のある三陸鉄道からのメールで、田老の街はほぼ壊滅状態で線路も津波を被ったと。


そして島越駅は、頑丈なコンクリート橋とホーム、駅舎も津波で破壊されたと。

数日後のブログでは、田老駅と島越駅の被災前、被災後の写真を公開されてます。


田老の10メートルの防潮堤を越えてしまい、その防潮堤も一部破壊されてしまったようです。


防災のモデル地区と言われた田老の街、巨大な防潮堤に護られているという意識から、逃げ遅れた人もいるのではないか、津波から避難するために高所にある島越駅に逃げてきた人もいるのではないか。


言葉がでないです。


それと、4月2日に電車に乗っているときに、他の乗客の読んでいる新聞記事が目に入ってきました。


「三陸鉄道廃線の危機 復旧費用100億円」


北リアス線、南リアス線がありますからね。


厳しい現実を突きつけられた感じです。


この数字が本当なら、自力での復旧はまず不可能。


軽々しくものを言えないです。


なんとかならんかな。