湾岸幕張パーキングエリアまで来た。PAは空いていて、なるべく売店などの施設に近い、一番良いスペースに停めようと、ゆっくり走る。一般車のスペースが終わる先に、大型トラックが停まるスペースがあり、そこの前方の駐車場スペースではない場所に、黄色いポルシェと、RX-7が並んで停まっていた。二河は、2台の後ろに停車する。
二河は、レビンを降りて、ポルシェの開いているウィンドーの中をのぞき込んだ。先ほど、高速上のバックミラーで見た女がサングラスを外してすわっている。
「鳥井恵子じゃないか!」と、二河は思わず声に出した。
恵子は、二河の顔を見て眉をひそめ、「二河じゃないの。あなたこんなところで何をやってるの」と、言う。
「ポルシェに乗った変な女を追いかけてここまで来た」
「変な女って、あなた私のこと言ってるの? どこが変なのよ」
「高速道路でも、時速200km以上で走れば変だろう」
