地方公務員の食品衛生監視員は主に保健所で、食品関係営業施設の許可、食中毒の調査、食品の苦情調査などを行います。対営業者がメインですが食中毒の患者調査や苦情調査では対市民です。窓口、現場調査での会話力が必要です。私や勤務先では検査を行う部署への異動もありますが、基本的には異動先が限られており、退職までに検査を一切しない人の方が多いです。
なので、コミュニケーション能力は必須です。
食品衛生監視員の資格は、特定の学部(医学、歯学、薬学、農芸化学、水産学部などの一部)を出た大学卒業者が保持しています。
それに対して、営業者は様々ですが、生きてきた背景が違う方が多いです。理論的に説明しても納得してもらえないことも多く、恫喝もされます。行政対象暴力なんていう言葉も出てきましたが、なかなか対処は難しいです。
そういう人たちに、施設の基準や食品の調理方法など、法律を守ってもらわないといけないので、揚げ足を取られるようなことはできません。いい加減な指導、質問に対する回答をすると自分だけではなく周りにも迷惑をかけます。なので、自分を守るためにも法律や事例の勉強が欠かせません。
正直言って、辛いことが多いです。今人生をやり直せるなら選ばない仕事です。
私の勤務先では、採用に苦労しており、いい人材もあまり入ってこないようです。
