切迫早産で入院した時に、毎日、午前中と夕方にNSTがありました。
最初は、紙に書かれている線の意味や機械に表示されている数字の意味が全くわかりませんでした。
でも、ネットで切迫早産についていろいろ見ていて、理解しました。
赤ちゃんの心拍はだいたい140くらいで、動くと急激に心拍数が増えます。
お腹の張りを測る数値の方は、お腹が張っていなければ、だいたい10くらいで、私がNSTをやった中で一番高い数値は90くらいでした。
印刷されている紙には、赤ちゃんの心拍とお腹の張りを表す数値に基づいて、線が書かれていました。
私は、切迫早産で入院するまで、ちゃんとお腹の張りを認識できていませんでしたが、お腹の張りを理解してからはNST中もいつお腹が張ったかわかるようになりました。
入院したばかりの頃は、何気なく受けていたNSTですが、だんだんNSTが嫌になっていました。
30分以上、同じ体勢でいないといけないのはしんどいし、その結果次第では、内服から点滴に変えられてしまうので、毎回、びくびくしていました。
でも、だんだんどうしたらお腹が張りにくいか、張ってもどうしたら張りが和らぐかもわかってきました。
それで、私がお腹が張らないためにやっていたことは、
① NSTの時は左側を下にして、横を向く
いつもベッドで寝たままの状態で、モニターをつけられていました。
私の場合、ベッドの位置で、右側を向くという選択肢はありませんでした。
左側を向いている時と上を向いている時では、左側を向いて横になっている時の方がお腹が張りにくかったです。
左側を下にして、横を向いて寝る体勢は、妊娠中の睡眠の体勢としても勧められているので、いいのかもしれません。
② 深呼吸をする
普通に呼吸をするより、深呼吸をする方がお腹が張りませんでした。
もしお腹が張った時も深呼吸をするとお腹の張りが和らいでいました。
深呼吸をする時は、鼻から吸ってお腹を膨らませて、口から吐いてお腹をへこませていました。
息を吐く時は長めに、時間をかけて吐くようにしていました。
ヨガやジョイ石井さんのイメージングの呼吸法と同じです。
③ 暑くならないようにする
私は暑くなるとよくお腹が張っていました。
私が入院していた部屋は、夕方になると西日が入るのか、冷房がかかっていても部屋が少し暑くなっていました。
それで、夕方のNSTの時は、暑くならないように、布団をかけず、家から持ってきてもらったタオルケットをかけていました。
④ 体勢を変える
横を向いていて、お腹が張ったら、上を向くとお腹の張りが消えていました。
上向きでお腹が張ったら、横を向くとお腹の張りがなくなったり、とにかく寝ている体勢を変えるとお腹が張らなくなっていました。
NSTの間、あまり動かない方がいいのかもしれませんが、お腹が張った時はちょっとだけ体勢を変えていました。
退院して、家で安静生活をしていた時もお腹が張るたびに、寝る体勢を変えていました。
⑤ NSTの前はトイレに行く
尿が溜まるとお腹が張りやすくなります。
なので、いつもNSTの前にはトイレに行くようにしていました。
妊娠後期は、頻尿の症状があったので、NSTの最中にトイレに行きたくなったらどうしようという不安もありました。
⑥ 便秘にならないようにする
便秘だとお腹が張りやすくなると看護師さんに言われました。
便秘にならないために、朝一で水を一杯飲むこと、ヨーグルトとオールブランを食べることは続けていました。
それでもダメな時は便秘薬を飲んでいました。
⑦ イメージングメディテーションを聴く
ジョイ石井さんの「努力をやめるノート」という本にイメージングメディテーションの音源もついていました。
なぜかジョイ石井さんの声と、声と一緒に流れている音楽を聴くと、とてもリラックスできます。
たまにリラックスしすぎて、寝ていることもあるくらいです。
NSTの間、ただじっとしているのもつまらないし、リラックスしている方がお腹が張りにくいので、イメージングメディテーションを聴いていました。
退院後の妊婦健診でのNSTの時、他の妊婦さんに対して、助産師さんが出産について説明していた時に、一気にお腹の張りを表す数値が上がりました。
私は出産に対して恐怖心があったせいだと思います。
その時、ストレスを感じるとお腹が張るということがよくわかりました。
入院中はこの方法でなんとか点滴にならずにすみました。
退院後、初めての妊婦健診に行った時は状態が悪化していて、NSTの間、何回かお腹が張ったりしていましたが、無事に生産期を迎えることができました。