長女は高3で、専門学校に進学しようと考えているようだ。

夫の体調もあるし、大学奨学金制度の申請を考えていて、長女の高校(通信制)は今週金曜日が書類提出期限である。

先日書類を提出したが書類が足りなくて、長女に今日学校に行って書類をもらってきてほしいと前もってお願いしていた。


朝なかなか起きてこず、次女(高1、こちらは全日制)も起きてこず、私の心はモヤモヤ、ザワザワ、イライラの嵐だった。

そこに死にかけた顔をした長女が起きていて、

「今日、学校行かない!」

と言った。

私は、(おいおい、今日書類取りに行ってほしいってお願いしたよね?

奨学金のこと、進学のこと、すべて親が何とかしてくれるって思ってるの?)

と、長女に約束を破られたこと、雑に扱われてそうに感じたこと、自分のことなのに人任せなこと、いろんな事にがっかりして悲しくなった。


そこで思わず、

「あなた、自分の将来を何だと考えてるの?親が当たり前にお金出すって思っているの?」

と言ってしまった。

長女は悲しそうな顔をしていたが、

「でも、ちゃんと起きてきて学校行けないって言ってくれてありがとう。学校に連絡しておく。」

と声をかけることができた。


以前なら最初の言葉をかけて長女を責めまくって終わっていたが、今回は長女が起きて私に伝えてくれたことがうれしくて、その次の言葉をかけることができた私の変化もうれしく感じた。


長女は、「明日行く!」と言ったからそれを信じるし、もし明日ダメなら私が仕事終わって取りに行けばいいか、と考える時間、覚悟ができた、と思ったら、朝感じたイライラ、モヤモヤ、ザワザワが落ち着いて、逆に長女自分の気持ち出せてえらい!

と、長女のできる貯金がまた一つ増えた。


長女を周りの「できる」子と比べるとできていないことが多すぎて悲しくなるし、自分自身を責めてばかりだけど、長女は長女のペースでちゃんと前に進んでるところを見れば長女は「できる」子で大丈夫だし安心している。

ただこうやって時々長女に対して心配の気持ちがでてきて去年の暗黒期が来るのではないかと怖くなる。

まだ書き換えも不安の具体化も不十分なんだと思いしらされ、まだまだな私を実感する。