真夜中の饗宴 | 続・我が逃走

続・我が逃走

不完全密室殺人/JONNY/パイプカツトマミヰズでベースギターを担当する舟橋孝裕のブログです。

さて、前回 からの続き。
この日池下UPSETで繰り広げられたのは「FSS-寝る前に靴を見る 2足目-」、東京や大阪からつわもの達が集って繰り広げる一夜の宴。出演陣を見るだけで一筋縄ではいかぬ、そして絶対に楽しいと確信出来るお祭騒ぎ。主催のうっちーさんにお誘い頂いたJONNYで意気揚揚と参戦してきた。

開演時間丁度に会場に到着し、共演者への挨拶もそこそこにフロアに降りる。この日のイベントは見逃したくないバンドばかり、一組目からガッツリと楽しむ気満々であった。友人の結婚式二次会に参加していた佐藤さんもほろ酔い(?)の状態でフロアにいる。「二次会会場でお店の人と喧嘩した」と言っていたけれども、佐藤さん、相当ご機嫌。色々と気になったけれども、なに、きっと大丈夫。お祭がこれから始まるんだぞ!

一組目のmoja (ベースギターの可能性を押し広げた、美しい演奏!文字通り"ベースギター"だった。素晴らしい
)からトップギアで始まったこのイベント、お客さんも少しずつフロアを埋め始め、やっぱり好きな向きにはたまらないイベントなのだと再認識。うっちーさんのバンド選定には頭があがりませんでした。普通にニヤニヤしながらフロアでイベントの進行を見守る。実に刺激的で、睡眠不足や既にライブを一本終えた疲れ等吹き飛んでしまう。勿論体はバキバキだったけどね!

初見だった壊れかけのテープレコーダーズ が出色だった。
サイケデリックっていうのかな、そんな音がフロアを満たしながらコモリ君の色気のある声が響く。大内君(太平洋不知火楽団)から「壊れかけ~は凄いバンドだよ」と聴いていたけれども、本当にそう。嬌声をあげながら観覧した。是非またお手合せ願いたい。


そして少しずつ出演時間の午前4時が近づいてくる。ステージ脇から太平洋不知火楽団(ベース大内君はこの日、大森靖子&THEピンクトカレフ でも演奏。流石にタフ)の演奏終了を見守り、この日の出演バンド中唯一の名古屋バンドの意地を見せに行った。佐藤さんもアルコールが入って良い気分になっており、うん、良い感じだ。ライブ前にアルコールを飲む事に関しては10人のバンドマンがいれば10通りの考え方があるだろうけれども、少なくともこの日の佐藤さんは悪い良い方はしていないしむしろ良い具合に饒舌。こうなった佐藤さんは強いとわかっているので何の心配もない。やるだけだ!

「ファッキングッドモーニング!」

事前に用意していた小道具(画像もあるにはあるのですが、酷い茶番感なので掲載は控えます笑)を装着し演奏開始。そう、午前4時だろうが何だろうがJONNYは尻を蹴り上げるような演奏を心がける。それぞれの所用を済ませた上でライブに臨んだJONNYだったけれども、この日の演奏は決して悪くなかったと思う。お祭騒ぎらしく楽しみつつ演奏した。
演奏終了後、何とアンコールを頂く。少し前までフロアでは「バンドの転換中は死屍累々とし、音を出し始めるとムクムクと起き上がってくる」という実にオールナイトイベントらしい光景がお客さんによって繰り広げられていたのでてっきりアンコールはないと思っていた。いや、皆さん下手なバンドよりよっぽどタフですよ。あの時間あそこにいて下さった皆様に最大の謝意を。
しかしアンコール演奏中にまさかのベース故障。音が出たりでなかったするのがあんなにストレスだとは思わなかった。結局ベースを叱りつけていたらアンコールは終わっていた。全く、トホホだ。普段からメンテナンスには結構気を遣っていると自認しているのだけれども、ああなるともうどうしようもない。

終演後は東京組を見送り、サポートドラマーせんちょーと二人で早朝の宮本むなしにて朝食。朝からガッツリ食べてしまった。
数時間の仮眠の後、折角なのでSAKAE SP-RING二日目を観に栄の町へ。システム的に色々な意見が飛び交ったSAKAE SP-RINGだけれども、出演していないし何だかんだで全ての会場を網羅したわけではない(ばかりか、むしろ偶然はち合わせたりする友達と喋ったりお酒を飲んだりで観るよりも遊ぶがメインに)ので意見は差し控えさせて頂きます。とりあえず、もっと多くの人がストレスなく楽しめるといいんじゃないかなとそれだけは思った。
睡眠不足と前夜の連戦の疲れがたたり、夕方にはバテてしまったので帰宅して夜勤まで就寝。

夜勤後、体中が痛く、この疲れを翌日に引きずってはまずいという事で再び栄へ。24時間営業のマッサージ屋さんがあるという話を聞いていたのでそこへ向かう。すると中途で打ち上げ終わりの新栄CLUB ROCK'N'ROLL 井藤さんと遭遇。丁度腰が痛いって話を打ち上げでされていたそうでそのまま二人でマッサージへ行った。

続・我が逃走
早朝4時半の光景。
僕達の後もお客さんの足が途絶える事がない人気店。


1時間3000円、とリーズナブルな時間で丁寧にマッサージして貰う。気持ち良くて眠っていたら「骨、バキバキやりますか?」と施術してくれているマッサージ士さんに問われ、お願いすると熊みたいな大柄な男性が入ってきて僕の体の骨をボキボキ鳴らす。人間の体的にこれが良いのか悪いのかはわからないけれども、少なくとも気持ち良い。ただ結構怖かったけど笑

マッサージを堪能、腹が空いたので帰りがけに前日と同じ宮本むなしにてソース焼きそば定食を食べて帰宅、就寝。
実に動き回った二日間だったなあ。