NZ地震で、
まだ不明の方々。
皆、高い志を持って勉学のために滞在していた。早一週間たつ。
絶望的な状況だけど無事を祈りながらテレビ画面に釘付けになっていたところだった。


そして昨日、国内の新たなニュースを目にした。

富山県警察山岳警備隊が、北アルプス剣岳で訓練中、隊員3名が雪崩に巻き込まれ、1名軽傷、2名重体という。

私は重体の2名の方の名前に注目した。
マジかよ…

木村くんがいた。


大切な友達とまではいかないまでも、木村くんとは何度となく関わる機会があった。


大学時代、教員時代、上京当初。木村くんが富山県警察に就職してからは一度も目にすることはなかったが。

私が一年間住んでいた四国の山奥の教員住宅に友達と一緒に遊びにきてくれて嬉しかったし。
新宿二丁目あたりにあるサザエという非常にレアなクラブに皆と一緒に行って、一晩中踊り明かして楽しかったし。


昔から山が好きだったみたいだから山岳警備隊になったときいて、良かったな~と思っていた。


だけど、毎日が命と隣り合わせだということも何となく分かっていたが。

富山県警察山岳警備隊は日本一レベルの高い山岳警備隊だ。それはこの冬山にもかかわらず、訓練をしているという事実からも伺える。そして「落ちるなら富山県へ」という言葉が聞かれるように、登山者からの絶大な支持があるということがわかる。

だけど
こんなに凄い方達でさえ、大自然を前ではやはり小さな一人の人間であり、絶対的な命の保障は無いに等しい。
山というのは本当に恐ろしいし油断してはいけない。


今朝、友人から

木村くんの意識が戻ったときいた。

生きていてくれた。
だがもう一人の方はまだ危ない状態。


どうか日本にとっての大切な人材を失わないように救ってほしいと願うばかりだ。


一人でも
一生懸命生きている人たちが
報われるように。