小学3年生の時、
私たち家族はそれまで住んでいた場所から少し離れた場所に引っ越しをした。
それと同時に私たち姉妹(三姉妹)も、となり町の小学校に転校することになった。

親しい友達もいない場所ではじめは不安で一杯だった。

が、「転校生」というものは、当時の田舎の子供たちにとって何故か興味の対象だったので、私はそれだけで注目を浴び、仲良くしてくれる子や、気の合う友達も出来て、溶け込んでいった。


当時、そのクラスの女子達はリーダー女子を中心に、気に喰わない女の子をイジメの対象にしていた。
気に喰わない理由は大体くだらないことだった。

イジメといっても主にシカト。軽い気持ちから始まる良くある話。
一人を無視して飽きると、また別の子をクラス女子全員で無視して…、延々とそのローテーションが続くので、だれもイジメに会わなかった子などいない状況だった。
なので辛いけど、それがずっと続くこともなかった。

リーダー女子にはスネオのような存在が取り巻きにいた。
スネオ女子は少し質が悪く、私は一番嫌いだった。
一人では弱虫で何にもできないくせに、リーダー女子に近いところでいることで、自分にも権力があるという錯覚をおこすという厄介者。リーダーに寄り添うお陰で、イジメの対象にはなりにくい。それをいいことにエゴが強くて、自分が気に喰わない者を次々とイジメのターゲットにしていた。

私も、たまに被害者になったり、みんなと一緒になって加害者側になったりもした。


いつしか、私は気の合う一人の友達としかつるまなくなり、女子の祭り事とは疎遠になっていき、私たち二人は女子の中では浮いた存在になっていったが、面倒な事もなくなっていった。
その親友(女子)は、悪ガキ男子みたいなタイプで、いつも二人でつるんでは悪戯ばかりしていた。そんな毎日がとても楽しかった。