「誰を抱くって? 抱いて“ください"の間違いだろ」
α階級のキャストのみを集めたタチ専高級出張ホストクラブ『alpha』(アルファ)。
その頂点に君臨するNo.1ホスト・流華が危惧するのはNo.2のレオの存在。
生まれ持ったセンスだけで全てを難なくこなし、他人を見下すレオの舐めた態度が気に入らない。
そんな時、常連客に同時指名される2人。
丁度いい、こいつのお手並み拝見といくか――と思ったのも束の間、
客からの要望は「2人のセックスが見たい」という難題で…! ?
黒髪強気受のカリスマ・ときしばが描く、
過激エロティックな発情オメガバース!
(裏表紙より引用)
オメガバースの世界では、ホスト・出張ホストや風俗関係は最下層と言われているΩが殆どですが、あえてαのみを集めてるって所に「わ♡」と思っちゃいます!
オメガバースが現実であれば、作中にも描かれているように、Ωも利用出来るってことで夢もありますね。
Ωの場合はヒート中は抑制剤使用で対処出来ますけど、αの場合の方が大変そうですね ( ˊᵕˋ ;)💦
中和剤もありますけど、Ωがあえてヒートをぶつけてきたら、本能には勝てませんし…
ヒートの成分を含んだ香水とか、反対にヒートをカモフラージュする香水とか、色んなアイテムが出てきて楽しかったです (*^^*)
ピアス型カメラも←盗撮用w
αとαなので、流華もレオも本当にイケメンでカッコ良く、惚れ惚れしちゃいます♡
レオの方がαらしいαかもしれません。
流華の方は努力型αかな?
だから種で判断せず、人の気持ちに寄り添える。
仕事にプライドを持っていて、そういう生き方と信念にレオが惹かれたのも頷けます!
そういう所がある分、流華がネコ役かな?と匂わせますけど…
私は一目見た瞬間に「流華だな ( ̄▽ ̄)ニヤリッ」と直感的に感じました。
黒髪美人はすぐそう思っちゃう癖がw
流華のお客様主義を、レオが利用しての関係から始まった2人。
流華と身近にいることで、仕事への向き合い方が変わったレオ、その変化でレオを見る目が変化した流華、2人の変化から生まれたぼやけた形が、徐々にくっきりと形を成すのが読んでてドキドキ (*´°`*)
これはどっちがどっちの役を!?と、直前までワクワク出来る描写が素晴らしいし(私は流華一択でしたけどw)、ネコ役に甘んじないαらしさも良かったです!
α×αは、男×男というリアルに近いかもしれませんね。
それにしてもαはヒートしないはずなのに、ヒートした状態になるほど相手のことを思う気持ちの深さ。
なんて情熱的なんでしょう ⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ポッ
最後のセリフも、絶対に自分が絆されたわけではないことを貫いていて、それでこそ!!!!と納得の最高なセリフに痺れました☆
ときしばさんのお話は、めちゃくちゃエロくてめちゃくちゃ面白いから、読んだ後の余韻がとっても幸せです (∩ˊᵕˋ∩)・*