昭和の時代に一世を風靡した爬虫類と言えば、エリマキトカゲである。そのユーモラスな見かけと二足歩行で走る姿が、なんともユニークで可愛らしいのだ。今回、ご紹介する動画では威嚇モードに突入したエリマキトカゲが、男性を追いかけ回しているんだが、なんだかユーモラスなのだ。

 

道端でエリマキトカゲと遭遇した男性。何が気にくわなかったのか、それとも何かで怒らせたのか、全力でトカゲに追いかけられる羽目に。本人…いや、本トカゲはもちろん必死なんであるが、この後ろ足だけで走る様子といい、なんだか可愛らしくて、かつて一世を風靡したのも分かる気がする。

 

エリマキトカゲはニューギニア島南部からオーストラリア北部にかけて生息しているアガマ科のトカゲで、フトアゴヒゲトカゲやインドシナウォータードラゴンなどの遠い親戚でもある。エリマキのように見えるのは舌骨で支えられたひだ状の皮膚飾りである。危険を感じると、ここを広げて相手を威嚇する。

 

また、求愛行動をとる際にも、同様にエリマキを広げるんだそうだよ。ペットとしても人気で、ペットショップなんかに行くと遭遇できる確率大。しかし彼らが思いっきり走れるスペースの確保は現実的ではないし、何より無駄に怒らせるのも良くないわけで、こんな光景を実際に目にするのは難しそうだね。

 

【参照:マランダー】