私がお会いした時はこんな感じだった

 

私の趣味が釣りということは以前からお付き合いのあるブロガーの方はご存知だろうし、初めてこのブログに来て頂いた方でも記事のテーマに「釣りの話」が設定してあるので、お分かり頂けるだろう。しかし、10年ほど前までは上手くはないが、ゴルフによく行っていたのだ。特にゴルフが好きというわけでもなく、大人の男の遊びとしてはゴルフが一般的かなという程度であった。

 

そして、最後に新しいゴルフクラブとバックを購入したのは、昨日亡くなった宝田明さんと一緒にラウンドする機会があったからだ。10年ほど前、ある大型物件(詳細は伏せます)を受注する際、お世話になったある某オフィス家具メーカーの役員の方からゴルフを誘われた。その際に、その役員の方から「俳優の宝田明さんも来ますから楽しみにして下さい」と言われたのだ。

 

帰宅して自分のゴルフクラブとバックを改めて見てみると「だいぶ、くたびれているな」と思ったことから、新調することにした。当日の朝、クラブハウスに役員の方と宝田明さんが現れた。第一印象は「高齢の方なのに、随分スラッとした人だな」と感じたことを覚えている。ラウンド中も有名人にも関わらず、気取ったところがなく気さくな方で、楽しく18ホールを回ることができた。

 

プレーが終わってクラブハウスでビールなどを飲んで歓談したのだが、宝田明さんが演劇の舞台のことを熱心に語っておられた。この当時、宝田明さんはミュージカルの舞台を務めておられて、「是非、舞台を観て、楽屋に私を訪ねて来て下さい」と言って頂いた。だが、私は演技の途中で、突然歌い踊り始めるミュージカルが滑稽に思えて嫌いだったので、伺うことはなかった。

 

2022年3月14日、宝田明さん永眠 合掌