飼い主が買い物中、スーパーの前のポールに繋がれ待っていた犬は、訪れる客全てを幸せにしていた。入り口を通る客全てに手を振って挨拶をしていたのだ。分け隔てなく誰にでも愛を降り注いでいた犬に癒された顧客も多かったことだろう。足を止めて頭を撫でる顧客もいる。この犬は生まれながらにして愛され方を知っているようだ。
ブラジルのサンパウロ州カタンデューバ市での出来事。その犬は、スーパーの入り口で飼い主が買い物を終えるのを待っていた。ただじっと待っていたわけではない。入り口を通る買い物客を見かけると、まるで挨拶をするかのように片手をあげ、愛想を振り撒いていたのだ。犬に気が付いた買い物客は近づいてきて、犬の頭を撫でている。
犬好きならこれは無視できないシチュエーションだろう。動画を観てみると、スーパーからカートを押して出てくる子連れの買い物客にご挨拶である。彼女たちは通り過ぎようとしたが少し戻って犬と挨拶を交わしたようだ。さらに出てきた買い物女性客にも、片手をあげてご挨拶だ。この女性も犬を撫でずにはいられなかったようである。
飼い主の買い物を待っている間、全てのお客さんに挨拶していたようだ。この犬と触れ合った人々は、この日一日を幸せな気分で過ごせたことだろう。「愛を感じたいなら、先ずは自分から愛を表現することが大切だよ」と犬に大事なことを教わったような気がする。ムスっとしたしかめっ面でいられるより笑顔を向けられた方が気持ちいい。
【参照:exciteニュース】