「#検察庁法改正に抗議します」を付けた抗議ツイートが500万件を超えるムーブメントになっているそうだ。一連のツイートなかで、小泉今日子、浅野忠信、いきものがかりの水野良樹、きゃりーぱみゅぱみゅらが次々と抗議している。立憲民主党の蓮舫副代表は11日、自身のツイッターを更新し、「三権分立を破壊する行為です」と主張している。

 

私は「蓮舫よ、頭は大丈夫か!?」とお尋ねしたい。「検察庁を司法機関だとでも思っているのか!?」とお尋ねしたい。みんなのWikipediaにも「検察庁( Public Prosecutors Office)は、日本の行政機関のひとつ」とある。今回の国家公務員法改正案は年金支給年齢の引上げに連動した改正であり、検察官に限らず公務員全体の定年を延長させる法案である。

 

公務員の定年引き上げは既定路線で、2008年の国家公務員制度改革基本法のなかで、65歳までの定年延長は明記されている。その基本法は福田康夫政権のときに成立し、具体的な内容は自公政権、民主党政権、再びの自公政権と政権交代を超えて議論されてきた。冷静に今に至る経緯を見れば法務省における特定人物の人事とは無関係であることが分かる。

 

特例延長があるので、安倍政権が恣意的な人事、つまりマスコミのいうところの黒川弘務東京高検検事長氏を検事総長にするための法改正とも批判するが、検事総長には簡単になれないような法律になっているので、黒川氏は検事総長になるのがかなり難しく、不可能であろう。左派のメディアや野党はこうした事実を隠していれば、国民を騙せると思っているのだろう。