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スパイスカレー激戦区で見つけた絶品キーマカレー 2年連続でミシュランにも掲載

コッキー
2019/01/31 17:15

スパイスカレー激戦区で見つけた絶品キーマカレー 2年連続でミシュランにも掲載

デイリースポーツ
2019/01/31 15:39

 大阪市中央区“くすりの町”として知られる道修町の一角、ビルの2階にスパイスカレーの草分け「Columbia8」がある。周辺にはカレーの香りがふんわり立ち込め、食欲をそそられること間違いなし。ランチタイムともなれば、客足が絶えない。

■「左手にししとう、右手にスプーン」

 同店のメニューは、「花火カレー」など数種類あるのだが、店主のオギミ~ル☆さんが、初めて来店する人にぜひ食べてもらいたいというのが、看板メニューの「キーマカレー」だ。小麦粉を一切使わないサラッとしたカレーの真ん中には、カレーに合うようスパイスを使って炊き込み、バジルを加えたライスが盛りつけられている。ライスは普通の白飯と違い、麦ごはんなのでプチプチした食感が楽しめる。

 ライスの上に乗っているのは、玉ねぎのピクルスとししとうの素揚げ。見た目にもインパクトがあるが、単なる飾りではない。スイカに塩をかけて食べると、甘みが増したように感じるが、それと同じような対比効果を狙ってトッピングされているのだ。オギミ~ル☆さんによると、ししとうの苦みが、スパイスの香りを感じやすくするのだという。キーマカレーと一緒に出されるグレープフルーツジュースは、カレーのチェイサー。いったんカレーの風味をリセットしてくれるのだ。

 ■「カレーはART」

 約30種類のスパイスが使われている「キーマカレー」。少しずつライスを崩して食べるのだが、最初にカルダモンの爽やかな香気が口の中に広がり、二口目を口に運ぶ頃にじわじわ刺激的な辛味がせまってくる。ルーの中にはいんげんの塩漬けが入っているのだが、このいんげんを噛んだ時に感じる塩気がさらに食欲をかきたてる。レーズンの甘みや、炒ったカシューナッツの香ばしさもスパイスと絡まり、めくるめくオギミ~ル☆ワールドに引き込まれていく。

 「カレーは、名刺のようなもの。ポピュラーな料理ですが、スパイスを駆使することで、私にしか作れないものができる、ARTな料理なんです」と、オギミ~ル☆さんは言う。

 スパイスカレー人気に火がついている大阪だが、オギミ~ル☆さんは、2008年に同店をオープン。今年5月で創業11年の同店は、18年版と19年版ミシュランのビブグルマン(価格はリーズナブルだが、味わい、接客に優れている店)に2年連続で選ばれている。

 店内は、カウンター9席のみ。圧倒的に男性客が多いというが、女性客でも気軽に入りやすい雰囲気だ。オギミ~ル☆さんが、フレンドリーな笑顔で迎えてくれる。

(神戸新聞特約記者・渡辺陽)

【店名】コロンビア エイト 北浜本店(Columbia8)

【住所】大阪府大阪市中央区道修町1-3-3 エビス道修町ビル2F

【電話番号】06(6203)7788

【営業時間】[月~金]11:00~15:00(L.O)、[土]12:00~17:00(L.O)

【定休日】日曜・祝日

【ホームページ】http://columbia8.info/

◆渡辺陽(わたなべ・あきら)大阪芸術大学文芸学科卒業。「難しいことを分かりやすく」伝える医療ライター。医学ジャーナリスト協会会員。フェースブック(https://www.facebook.com/writer.youwatanabe)