入学時期の在り方を検討している東大(浜田純一学長)の懇談会が、学部の春入学廃止と秋入学への全面移行を積極的に検討すべきだとする中間報告をまとめた。
欧米で一般的な秋入学に合わせ、国際化推進を目指すのが狙い。早ければ５年後の導入を目指し、入試日程は現行の時期を維持するのが妥当としている。
東大は複数の大学が足並みを揃えて秋入学を実施することを狙い、既に旧帝大や一部の私立大に議論の経過を説明し、検討を呼び掛ける。
懇談会の試案では、秋に入学するまでの半年間に、ボランティアやインターンシップ(就業体験)、国際交流といった体験活動をすることを想定している。
就学期間中も留学するなどして、４年半から５年かけての卒業をイメージ。優秀な学生の早期卒業など柔軟な対応も求められる。
東京スポーツ
2012年１月20日付
(19日発行)
18面