まだ幼い頃に
姉妹で暗くなっても遊んだ
夕陽が見渡せるマンションの公園や
猫じゃらしの生い茂った原っぱ、
吾亦紅の赤い色や姫林檎の木、
タンポポやシロツメクサの冠、
原風景の中に時々思い出す
多感な時期に両親は離婚して
私も妹も部活やバイトに熱中し、
どこか家族に背を向けて
特に妹は家族に対してあからさまに
反抗的になっていった
家族をなんとか繋ぎとめてくれた犬が
癌で空に旅立ち
家庭崩壊しかかっていた時に
ふたりの手のかかる娘を相手に
父親の役割も担ってきた母が再婚して
内心ホッとしたのを覚えている
ふたりのこどもたちには
忘れないでいて欲しい
これからきっといろんな事が
待ち受けているだろう
でも、
どんなに辛い事があったとしても
あなたたちには
助け合える、分かりあえる、
姉が弟がいることを
父と母よりこれからずっと長い年月、
共に同じ時代を生きていく
姉と弟であることを
忘れないでいて欲しい
