マトリックス


主人公のネオは

20代なかばまで

マトリクスで働き

マトリクスの家に住み

マトリクスのコンピューター

を見ながら時間を過ごします


ネオのマトリクスでの人生は

とても素晴らしいものです


それはアメリカの

平均的な企業の

平均的な競争社会


しかし

ある日

すべてが変わります


ネオは

マトリクスを破壊する計画

に加わります


ネオは

ある日出会った

モーフィアスにこういわれます


青い丸薬を飲めば

すべてが元の状態の

マトリクスの生活に戻り


赤い丸薬を飲めば

マトリクスから抜け出して

とても醜いリアルな真実を経験する


ネオは赤い丸薬を飲みます


彼が知っていた

すべては

嘘であったことを知ります


彼が知ったことはあまりにも醜く

虚しく

形容する言葉も見つからない

でも

これが本当の現実


レッドピル理論は

マトリックスからの

このメタファーに基づいています


私たちが人生を歩むにつれ

私たちが世界やお互いについて

学んだことの多くは

多くの文化的偏見によって

フィルターにかけられています


そしてそれはまったく

真実ではありません


私たちの社会は

人間であることが

何を意味するのかについて


幻想である心理的マトリックス

を作成させています


たとえば

宗教的な

伝統的なフィルターを通して


社会については

テレビや

ハリウッド映画から学びます


しかし

現実ははるかに暗く醜く

しばしば利己的でな衝動

によって動かされています


それは高貴なものや

悟りを開いたものとは

ほとんど関係がありません


私たちは

歴史を通して

私たちが誰であるかを学び


心地よく快適で落ち着いた歴史を

信じています


私たちが

教えられていることを

信じることにより


社会的に作られた物語の範囲内で

行動することを学びます


そう常識ってやつです


私たちは

社会が私たちに何を

望んでいるかを察知し


私たちの社会が

学ばせたいことをだけを学び


私たちの社会が

働かせたい思う仕事をさせます


レッドピル理論では

選択肢が提供されます


社会が設定した道を

盲目的にたどることで

比較的快適に

暮らし続けることができます


または

その快適さをあきらめて

真実を学ぶことができます


マトリックスのように

私たちの真実は

美しくはありません


人間の行動は

ささいな

利己的な衝動によって

引き起こされることが多く


赤い丸薬を服用することは


あなたが信じていた

または教えられたほど

高貴でもなく精神性も低く

真実に直面することを意味します


赤い丸薬を服用することで

あなたは快適さを犠牲にします


しかしそのかわりにリアルな力

つまりあなたの自身の人生を

コントロールする力を

手に入れています


社会が教えた仕事ではなく


自分の情熱に基づいた

キャリアを築くことができます


社会が教えてくれた

人と結婚する代わりに

教えられたことは

完全に違うことを学ぶのです


家族

友人

そして社会全体から

受け継がれてきた限定的な

信念にとらわれるのではなく


自分が誰であるかを

自分でコントロールし

変えることができることを

理解することができます


赤い丸薬を飲むのは

楽しいことではありません


あなたはこれを

受け入れるのが難しいでしょう


快適さよりも

真実を大切にする場合にのみ

飲むべきです


うまくいけば

私たちはこの人間社会の

厳しい真実を発見するでしょう


しかし実態は

残念ながら

深刻な被害を受けています


厳しい真実を

学ぶ準備ができている場合は

飛び込んで


あなたが

真実に立ち向かう準備が

できているなら

人生を変えることができます