前回の続きです。
最近、多くの方から
「らるこさんは病院のドクターとよい関係を築けていますね」
と言われます。
初発の時は乳腺外科のドクターが主治医でしたが、再発してからは腫瘍内科医が私の主治医になってくださっています。過去記事→再発してからの腫瘍内科医との関係性
腫瘍内科の主治医は、肩書もあるし優秀な方なのにとっても気さくで、(患者にだけでなく、看護師さんや受付のお姉さんにもめちゃフレンドリー^^)患者の意見をくみ取ってくれますし、でもプロとしてのアドバイスを的確に下さるので、私はとても頼りにしています。
今回も腫瘍が見つかったときに
「せんせー!!!! これからも末永く私のことみてくださいねー!!><泣」
(先生の肩をユッサユッサゆすって笑)
「大丈夫だよ。ちゃーんと診ていくから。これからの投与の作戦もたてないとね」
といってくださり、安心しました。
でも、ブログを拝見すると、なかなかそのような主治医と巡り合えていない方も多そうな。。。
なんでだろう。。。???
実はずっと疑問があったのですが、先日その理由が分かった気がしました。
それは、日本の抗がん剤を扱っているドクターの8割が「外科医」であり、抗がん剤のプロフェッショナルである「腫瘍内科医」ではないという事実。。
(もちろん、外科医でも抗がん剤に精通している方がいるとは思いますが)
日本では、腫瘍内科医の数がまだまだ足りていないそうで、通常は外科医がマニュアル通りの投与をするのがほとんどだと、先日伺ったクローズドの会合で知ったのです。
過去記事→標準療法とインチキ療法
自分も思っていましたが、抗がん剤のイメージって本当に悪い。確かに良い細胞を傷つけてしまうし、副作用もある。でも、副作用と効果のバランスをうまくとりながら使うことができれば、きちんと効果が出る場合も多いと感じます(乳がんは特に)。
ただ、そのバランスを見てくれるドクターでないと単に標準量(体重換算より算定)を投与されてしまい、効果を感じる前に身体や心がまいってしまうケースが少なくないのだと思います。しかも使ってみないと効くかどうかわからないという不確実さ。。そりゃ、やりたくないよね。
それでは、抗がん剤なんて悪にしか見えなくなるし、標準療法外(会合ではインチキ療法と定義されていましたが)を選択する患者がいて当然だと思います。私だって、主治医といい関係を築いていても、丸ちゃんやこれから受けるクリニックのことは秘密にしてますし。(全て自己判断)
抗がん剤の恩恵を受けている私でさえ、抗がん剤だけを選択することは考えられません。
パクリは効いているけど、これが効かなくなってからの次の抗がん剤が効く保証は全くないですから。
ただ大きな武器の一つには間違いないので、主治医と相談しつつ、リスクとベネフィットのバランスをとりながらうまく使っていきたいと思いますし、今の私には、抗がん剤のプロフェッショナルである腫瘍内科医が主治医で良かったと思っています。
(繰り返しますが、外科医でも抗がん剤に精通していて、しっかり見てくれている方もいると思うので、気を悪くされた方がいたらスミマセン)
実は今日から旅に来ています♪
最近山三昧でしたが、海も気持ちいい~!
水が溜まっているので、悪化したらどうしようとドキドキでしたが、今のところ順調です(随分抜けてきたみたいです。ほっ^^)
再燃忘れて、久々の10連休を満喫しますー!!!
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