能力の偏り
ムスコス、WISCがとても楽しかったらしい。
『ぼくねー
積み木の最後の問題出来なかったから
ずっとずっとどうやってやるのかなって考えてたの。
全部検査が終わったあと閃いたから
もう一回やらせてもらったんだ』
そうですかそうですか。
そーゆーところだよ、ムスコス
ずっと気になってたんだろうなー。
WISC4結果は以下
150>処理速度PSI>全検査IQ FSIQ=知覚推理PRI>言語理解VCI>ワーキングメモリWMI
結果を見て母は思った。
これは生きにくいのでは。
多少凸凹するかと思ったが、能力間で30以上差が出ると思わなかったわ。
知的に低いとは思ってこなかったけど
こんな得点取ってくるとは思ってもみなかった。
これは生き辛さがあるのではと思うけれど
ムスコスは、毎日楽しそうに過ごしている。
(担任からは「何も聞いていませんか!?」って言われたけどさ。
毎日注意されまくってたなんて、ほんと知らなかったわ。
ムスコスは何も言わないし
なんならあまり気にしていなかったのかもしれない。)
大事なのは下位検査の得点で
論理的思考力や抽象的思考力はとても高い。
が、言葉を用いて認識・叙述する力は弱い。
うんうん、その通りー。
今だに作文は何言ってるかわからないことを書いてくる。
でも、〇〇したらどうなるとか〇〇するにはどうするみたいなことばっかりいつも考えてて
唐突にその話始めたりするから
『は⁉️いまそれ関係ある⁉️早く寝なさい💢』
と私に一喝される。
こんな感じで思考が一足飛びに飛んで周りに理解、共有されにくいのかもしれない。
そしてウケたのはワーキングメモリー。
簡単な課題はきき漏らしや間違えが多かったにも関わらず
複雑な課題になった途端にがっと点数が上がったこと。
通常複雑な指示になるほうが点数は下がるものなのに
むしろその方ががっつり良かった。
ムスコス、きっと楽しかったんだろうなー
きっと単純な問題とか本人の興味のないものは認識が疎かになったり他のこと考えちゃったりして
難易度が上がった途端やる気出してやっちゃうんだろうよ。。。
つまり,ワーキングメモリーの得点は結果として凹になったけれど,本人のやる気と興味によっては高い記憶力を発揮するということだ。
常に発揮できないってところが,だめなのよ。。。
確かにムスコスと話してると,よくこんなこと覚えてんなーと思うことがある。
本に書いてあったり見聞きしたことの、細かい数字まで覚えていたりする。(はたしてそれが合っているのか母はわからない)
でも,漢字とかほんと何回直された!?ってくらい覚えない(笑)
意外だったのは処理速度の高さ。
発動性が高すぎやしないか。
きっと色々考えて、楽しくなっちゃって、それを実行に移しちゃう
やれちゃうから,やろうとする。
集団の中で浮いているのだろう。
心理士さんからは
- 離席や落ち着きのなさ、不注意もない
- 教示指示理解は良好で、全て説明する前にやるべきことを理解する
- 知的好奇心が高い
- 場にあった行動、振る舞い、他者と同じ行動ができているかなど察知する能力は十分に備わっている
- 正誤当否がわからず不適応行動をとっているわけではない➡︎不適応行動の注意叱責だけでは何も改善しない
- 特定の環境や状況で落ち着かなさが問題になるのなら、環境を整える必要がある
そして本人は毎日楽しいかもしれないけど
指導する先生は大変だと思う。
でもあの担任だと、ムスコスは否定され続けて潰されてしまう
このままではいかん。
どうにかしなくては。
さて、どう学校にアプローチするのがいいのか。