先ず最初に僕がPBI(Policía Bancaria e Industrial)だとかPolícia Preventivaとか書いても日本の皆さんには分からないでしょうからメキシコシティの警察組織に付いて説明します。


『警察』の事をスペイン語で『Policia(ポリシア)』って言うんですけどもメキシコ人と言う人種が知識欲が無いと言うか勉強が嫌いで物を知らないし知ろうとしない人種だから尚更なんですけども普通の市民はポリシアと書いてあるワッペンが付いてる警察の制服を着て拳銃を携帯している人の事を全部『警察官(ポリシア)』の1言で済ませてしまうから今から僕が書くような事を大抵の人が知らないんですけどもメキシコシティの警察には国家警察と自治体警察と民営の民間警察の3系統の警察が6組織あるんです。


(1) Policía Federal (連邦警察)

(2) Policía Judicial General (司法警察)

(3) Policía Preventiva (≒市警察、メキシコ市警)

(4) Policía Tránsito (交通警察)

(5) Policía Auxiliar (補助警察)

(6) Policía Bancaria e Industrial (銀行及び企業警察)


の6種類なんですけども(1)と(2)の連邦警察と司法警察は国家警察ですからメキシコ合州国大棟梁のひょっとこジジイのロペス・オブラドルさまに直属してます。


(3)と(4)のメキシコ市警と交通警察は自治体警察ですからメキシコシティの長官さまの不感症ババアのクラウディア・シェインバウムさまに直属してる組織です。


(5)と(6)のPAとPBIは民間警察でメキシコシティから依頼を受けた民間の警察会社なんですけども拳銃等の武器の携帯を認められていて逮捕権もありますから一般市民の人から見たら『ポリシア(警察官)』なんです。

※PA(補助警察)とPBI(銀行及び企業警察)には逮捕権はありますけど捜査権はありません。


今回の事件に登場するのは市警のポリシアプレベンティバと民間警察のPBIです。

この両者が『Pelearon policía contra policía😣(警官同士がケンカをしました😣)』などとマスコミが囃し立てて報道した事件の主役を演じてしまった訳です。


正確に言いますとポリシアプレベンティバ側は法を犯した者に対する逮捕権の行使ですから正当なAcción policiaca(警察行為)なんですけどもPBIの連中が泥酔してた上に逮捕されるのを嫌って大人しくお縄を受けずに市警側に殴り掛かって行った為に小競り合いが起きて市警側も受けて立って殴り合いのゴロ巻きに成ってしまったんですけどPBIが飲酒運転の上に公務執行妨害ですから市警側には一応大義名分があって公務執行妨害の相手を制圧した正当なアクション・ポリシアカだったんですけどマスコミには囃し立てられてしまったんです。


昨日のテレビのニュースに出たネタなんですけども事件が発生した場所はAlcaldia Venistiano Carranza(ベヌスティアーノ・カランサ区)と言う区なんです。


カランサ区は僕が住んでる区なんですけども東京で言いますと墨田区とか葛飾区とか台東区みたいな感じの下町なんです。

メキシコシティの場合は下町は荒れた感じの場所なので事件が良く起きてテレビに出る頻度がけっこう高い地区なんです。


(またカランサ区かよ🤔)って言う事なんです。


正確な場所をマスコミは報道してなかったので良く判らないんですけども景色から判断して幹線道路の『土方通り』みたいな気がするんですけども深夜の事件みたいで暗いので良く分かりませんでした。


スペイン語でAlcoholímetro(アルコリメトロ)って言うんですけどもつまり『飲酒運転取り締まり』の検問をしていたらしいんです。


そこに2台の車に分乗した男女7人で完全に泥酔した連中が来たらしいんです。


....SSC(👉Secretaria Seguridad Ciudadana)って言うのがメキシコシティの市警察と交通警察を管轄する日本語で言うと東京警視庁みたいなものなんですけどもSSCの発表に拠りますと...

『男女7名のグループは全員が泥酔していて運転者2名を検査したところ基準値を遥かに上回るアルコール摂取量が検知されたので市警察が7人を連行しようとしたところ7人組が市警の捜査官に殴り掛かって来た為に公務執行妨害で現行犯逮捕しました、一味は私服姿でしたけどPBIの現職の警察官でした』


...と言うハレホレの事件だったらしいんです。


テレビ局が忖度したのかあるいはメキシコシティ警視庁のSSC側から圧力が掛かったのかは判らないんですけども殴る蹴るの乱闘場面がしっかりと映ってる映像を報道した局は僕の見た範囲では残念ながらありませんでした。


僕は1、4、6、8、11、14チャンネルのニュースを必死にハシゴしてチェックしたんですけども明確にパンチだとか出動靴に拠る蹴りでボコッてる絵柄を出した局はありませんでした。


34年前に僕がメキシコに来たばかりの頃は警察官の採用基準が低くて小卒で警察官に成れたんです。

僕の義妹のモ●カの内縁の元カノで次男のエビ●とエモ●の親父のウエ●の奴も下町のスラム地区の人間ですから中学中退で最終学歴は小卒なんですけどもハリスコ州のグアダラハラにモニカと一緒に行って金を稼ぐ為に警察に応募して完全無試験で採用されて警察官に成ってたんですけども当時は田舎出の読み書き算盤(そろばん)が出来ないような人でも警察官に成れた時代なんです。


この時代は採用基準のハードルが低い(って言うか無い?)時代だったから警察官に成るのは簡単だったんですけどもその代わり俸給が凄く安かったので市民に対するタカリ行為って言うかイチャモンを付けて賄賂を要求するような行為が当たり前の時代で警察官の質が低かったんです。


僕の話じゃなくて僕の友だちの話なんですけどもその人はビリヤードが好きな人なんですけどバルデラス駅近くのビリヤード

場にその人が良く行ってたらしいんです。


バルデラス駅近くのビリヤード場に行く途中の道で男女が痴話喧嘩をしていたのを仲裁して捌いていた女性警官の警部補の人をナンパしてセフレにしたらしいんです。


むちむちでパッツンパッツンの三等軍曹(👉警部補)で体の味が美味しい人だったんですけど彼女とセックスをする時には勤務中に制服姿の彼女とパトカーでバルデラス駅近くのホテルに行ってたらしいんです。


制服姿でベレッタ拳銃を腰のホルスターに付けたマーグラの警官とホテルさまに行って受け付けで「ウナ・アビタシオン・ポルファボール(👉1部屋お願いします)」とか言っちゃって勤務中の警官が制服姿でホテルに行ってセフレとセックスをするような時代だったんです。

彼女の場合はパトカーを完全に私物化してました。


ビリヤード場に行くと自動小銃を背中に襷掛けにした武装警官の人たちがライフルを背負ってビリヤードをして何時間もサボリをしてるようなある意味メキシコ的で面白い時代だったんです。


この当時は飲酒運転取り締まりなどがなくて市民どころか警官も飲酒運転をするような無礼講の時代だったんです。


結婚したばかりの頃にクリスマスの時に姑の妹が住んでるグアナファトに泊まり掛けで遊びに行ったんです。

僕の義妹のベレ●セが運転して行ったんですけどもベレの奴も缶ビール片手に飲酒運転だったんです。


メキシコのビールはコロナビールみたいにライトビール系で軽いからメキシコ人は水代わりみたいな感じで飲酒運転をする人が多いんです。


そうしたら2台のハーレーのバイクの交通警察の警察官に停車を命じられたんです。

僕も当時はまだメキシコの事が良く分からなかった頃で日本の頭で考えちゃったから飲酒運転を注意されて(ベレの野郎、免許取り消しだな🤔)って思ったんですけど違ったんです...


『あしたのジョー』に出てくるホセ・メンドーサみたいな感じの顔で浅黒い肌でヒゲを生やしてレイバンのグラサンを掛けた2枚目のいい男の警部補さまが


「あんたら酒飲んでるな?」

って言ったから僕はおっぱいが大きい義妹のベレが飲酒運転を咎められたかと思ったんです...


「悪いんだけどさあ、俺たちにも麦のジュースを奢ってくんないかなあ?...暑くてへばってんだよ...」とか言っちゃって警官が飲酒運転のドライバーの取り締まりをするのかと思ったらそうじゃなくて...「ビールちょうだい」とか言って市民にビールを貰って警官も飲酒運転するような時代だったんです。


誰が大棟梁の時だったか忘れたんですけども警官の質を上げる為に採用基準を高卒以上にして厳しくする代わりに高給を払う事にしたんです。


メキシコ人って言うのは勉強が嫌いな民族ですから70%以上の国民が最終学歴が中卒・小卒・幼卒(※幼稚園卒😣)と言う凄い国だから高卒って言うのは凄いエリートなんです。


それで元からある程度選りすぐった感じの人間を集めた上に警官の風紀を厳しく取り締まるように成ったんです。


サルヘント(警部)よりも上のスブ・オフィシャル(警視)以上の階級の幹部に昇進する為には厳しい試験があって試験勉強をしないといけないんですけども体重でデブは落とされるから幹部に成りたい人は甘い物を控えたりジムに通ったりしてるんです。


だから警官の飲酒運転と言うのは無くなったんですけど市民は相変わらず飲酒運転をしていて今の大棟梁のオブラドルの前のペニャニエトの時代までは飲酒運転検問なんかしてなかったんです。


ところが正義バカのオブラドルさまが大棟梁の親方に成ったら急にアルコリメトロの飲酒運転検問とかを凄くやるように成って来たんです。


警官の採用基準を上げて高卒以上にしたんですけど民間会社の民間警察には政府は命令出来ないので趣旨を話して「少しハードルを上げて欲しい」と言う要請をしたんです。


それでPAとPBIも少しハードルを上げたんですけど今までの小卒オッケーから要中卒の卒業証書に変えただけだから民間警察の方は中卒なんです。


それで市警の方は「俺たちは政府直轄の正規の警官だ、アイツラは民間警察じゃねえかよ」みたいな気持ちがありますし民間警察側も「高卒だからって威張ってんじゃねえよ」みたいな僻みの感情があるから今回の事件みたいな事が起きたのではないかって僕は思うんです。


民間警察でもPAの方は夜勤があるんですけども調べた訳じゃないから良く判らないんですけども駅の警備が主な業務のPBIは警備を依頼する会社に拠ってはビルの警備などで夜勤をする人も居るかも知れないんですけどもメトロの駅は夜の12時に閉まりますから基本的に夜勤が無いんです。


今回の事件のPBIの民間警察の泥酔した連中は女が3人だったらしいんですけども僕の推理ではバーとかで女に酒を飲ませたあとホテルに行って7人で乱交のセックスをするつもりだったと思うんです。


それで検問に掛かった時に民間警察側の酔っぱらいがバッジを見せて「同じ警官なんだから堅い事を言わないで見逃してくれよ」みたいな事を股間を硬くした奴らが言ったんだけど夜勤で寒い中検問に駆り出されてる市警側にしてみたら(こっちが寒い中を夜中に働いてんのにてめえらは酒飲んでオマ●コかよ?ふざけろ!)って言う気持ちがあるから「警官だからこそ一般市民以上に厳格に法を遵守しなきゃなんないのにお前らは何を言ってるんだ」と言ってそれに肚を立てた酔っぱらいのPBI側が殴り掛かったから多勢に無勢で市警側にボコボコに殴られた上に逮捕されて職を失なう羽目に成ってしまったと言う事件だと僕は思うんです。


ケンカの場面を放映しなかったのは(たぶん)市警側の警官たちも放送禁止用語をかなり連発したからではないか🤔と思いました。


※写真はテレビの画面を携帯電話のカメラで撮った物です。

元の映像の著作権者はテレビ局の人ですからテレビ局の人から画像をお借りしました。

「警察官同士が乱闘騒ぎを起こしました」などと言ってニュースキャスターのお姉さんもバカにしたみたいな笑いを浮かべて報道してました。





この場面が若干ボコりの現場をかろうじて推理出来る画像でした。

捕まったPBIの警官の顔は見えませんでした。
これがPBIの警官が見せたバッジです。
オレンジ色がPBIのシンボルカラーなんです。