僕はスペイン語の言葉を覚える時に日本語にイチイチ翻訳しないでスペイン語の概念のまま頭に入れてるんです。


日本に住んでいた時に元カノのコロンビア人の女の子と同棲してた時に耳でスペイン語を覚えたんですけども僕は勉強嫌いの劣等生でしたし自分の趣味以外の事にはお金さまを遣いたくない系の人間ですから参考書だの辞書だのを買うのが勿体なくて1度もそう言う物に無駄なお金を遣わなかったんです。


今思えば会話の上達にはそれが1番良い方法だったと言う事が後知恵で判ったんですけども当時は勉強などの為にお金を遣いたくないと言う劣等生の意地って言うか結局ケチなだけだったんですけども僕は大学の教科書すら買わなかったんです。


僕はFランク大に補欠入学した人間なんですけど教科書を買わなかったんです。

『工学概論』とか言うくだらない本で古本屋に売る時に2冊で10円にも成らないような本を何千円もお金を出して買いたくなかったんです。


『アホローテ』って言う言葉を最初に聞いたのはメキシコに来てからだったんです。

メキシコのビリヤード場で頻繁に聴く言葉だったんです。


今僕はド忘れしちゃってそいつの名前を忘れちゃったんですけどもスリークッションビリヤードのメキシコ国内チャンピオンに成ったプロ選手の仇名(あだな)が『アホローテ』だったんです。


僕はそいつがアマチュアの時から知ってたんですけども当時は僕と同じくらいのアベレージの奴でアホローテの奴は大して上手くなかったんです。


当時は僕は1日10時間くらい球を撞いてたから撞き込みが足りていて(僕的には)良く撞けていた時期だったんです。


アホローテと同じく後にメキシコチャンピオンに成ったアドリアン・ガルシアがまだアマチュアの時でこいつがパニアグア選手の店で働いていたんですけど僕はアドリアンと良く一緒に練習していて大体互角で2人ともアベレージが0.7くらいだったんです。


その当時はアホローテの奴は僕たちよりも少し下のアベレージだったんですけども撞き方がペンギンみたいに足を揃えちゃって棒立ちで突っ立って撞く感じのフォームで田舎っぽい泥臭い奴で全然上手いタイプじゃなかったんです。


アベレージも僕たちよりも低かったんですけど根性球で粘る感じの左門豊作タイプのダセえ奴だったんです。


そのあとアホローテの奴とは会わなくなって忘れてたんですけどもいつの間にかプロに成っちゃって根性球でメキシコチャンピオンに成っちゃったんです。


ディフェンスで守って根性球で勝負するタイプだからアベは低いのに根性でチャンピオンに成ったらしいんです。


僕はドサ周りの田舎球のメキシコのプロ選手にはあまり興味がなくてオランダのヤスパース選手とかベルギーのクードロン選手とかスペインのサンチェス選手とかの世界選手権のレベルの人の試合ばかり観てたから知らなかったんですけどもこのアホローテの奴は試合中に2重廻しの球を撞いた時に心臓発作で急死したらしいんです。


『死ぬなら球屋の中で死ぬ』と言うのが僕たちが希望する理想の死に方なんですけどもつまりアホローテの奴は素質的には大して上手くなかった人なんだけど根性で練習してプロ選手に成ってチャンピオンに成ってビリヤード場の中で球を撞いた瞬間に心臓発作で死んだ訳ですから『撞球道を全うして道に殉じて前のめりに倒れた男』だから顔も不細工で撞き方もカッペ臭い田吾作みたいな奴だったけども(大した男だった)と言う評価をメキシコ人の多くのビリヤードプレイヤーたちから受けた奴なんです。


それでアホローテってみんなが言ってるけど(アホローテって何だろう)って言う事を僕は知りたく成って僕の奥さんがアステカ銀行さんのアボノ(月賦販売)で買って居間のインテリアデザインとして使っている百科事典の全集の『A』の巻を観て調べてみたんです。


そうしたらウーパールーパーみたいな魚(?)の写真が出てたから僕は(アホローテってこれかあ...確かにあいつの顔に似てるな)って言う事が判った訳です。


つまりアホローテとはこれだって言う事が僕はスペイン語の概念で判るんですけども西和事典を持ってませんから日本語で何て言うのか分からない訳です。

翻訳の仕事をしてる訳じゃなくて僕が自分で分かればいいだけですから日本語に訳す必要が無いんです。


今回ブログのネタに書く事にしたので日本語で何て言うのかを調べる必要があるからGoogle検索したら『メキシコサンショウウオ』って書いてありました。

漢字表記で『墨西哥山椒魚』です。


今日テレビのニュースを観てましたら墨西哥山椒魚のアホローテの個体数が減って来ちゃったからaxolotito(アホロティート👉アホローテちゃん)たちを保護するプロジェクトさまが発動したとか言うニュースを報道してました。


僕は動物学者の先生さまでもないですしこう言ったウーパールーパー系のものが魚なのか良く判らないんですけどもそう言った水槽の中で飼う系統の魚みたいな物を観察するようなメイニアでもないから良く判らないんですけどもアホローテの顔が面白くて好きなんです。

だから保護してあげる事は凄くいい事だと思いました。


メキシコのニュースって言うのは僕たちはもう慣れちゃったんですけども毎日発砲事件と殺人事件のオンパレードで血生臭い殺伐とした絵柄の事件の画像ばかりですからアホロティートの面白い顔の絵面(えずら)が何て言うかほのぼのした感じで良かったです。


テレビを観てたらアホローテの飼育員って言うか保護センターの女の係員の人がaxolotita(アホロティータ👉アホローテちゃん)って言う感じで女性名詞型で話していたんです。


axoloteはel axoloteで男性名詞なんです。

スペイン語の場合は魚を差別してるのか何だか分からないんですけど魚の場合は雌雄の区别を付けないんです。


猫ちゃんの場合ですとオス猫はel gatoでメス猫はla gataって言う感じで性別の区别を付けるんです。


僕的には普通はアホローテも魚扱いをして男女の区别を付けないでel axoloteにして全て男性名詞の形にするのかと思ったんですけどもアホローテの場合には雌雄の区别を付けるのかそれとも専門家の人だからメスのアホローテの事をaxolotitaって言ったのか?って言う事が知りたい気がしたんですけど良く分かりませんでした。


※新しい50ペソ紙幣のデザインがアホローテの絵に成ったらしいんですけども僕はまだ観てないから早く見たいです。

僕はアホローテの顔が好きだから50ペソ紙幣をなるべく使わないでたくさん集めたいです。


※写真はテレビの画面を携帯電話のカメラで撮った物です。

元の映像の著作権者はテレビ局の人ですからテレビ局の人から画像をお借りしました。


Proyecto axolotitlanって言うのがアホローテを保護するプロジェクトの名前らしいです。




飼育員の人も顔がアホローテに似てました。
いい感じです。






アナウンサーの人も山椒魚系の顔でした。