僕が住んでる町はベニート・フアレス・メキシコシティ国際空港の近くの下町のチープな感じの地区なんです。

メキシコ人の中流階級の人とか日本企業の駐在員の人とかの日本人在住者の人たちからしたらスラム地区らしいんですけど僕的には大阪の西成みたいな感じの庶民的な下町だと思ってます。


中流階級の人たちはbarrio bajo(スラム地区)などと見下した言い方をするんですけどそう言う地区に住んでいる僕たちみたいな住民の側はzona popular(ポピュラーな地域)って言ってます。

メキシコシティの70%の地区が僕が住んでる町みたいにお金が貧しい人が住んでる地区だからポピュラーな地区と言う言い方は正しいんです。


30年くらい前に僕が奥さんの実家に住むように成った最初の頃は夜中にパンパンって言う音がするから僕は爆竹の音だと思っていたんですけど発砲音だったんです。😣


下町の地区だったらどこでも同じような感じだと思うんですけども僕が住んでる町の場合だと僕がこの町に住むように成ってから30年の間に拳銃で撃たれて死んだ殺人事件の被害者が30数人くらいなんです。

強盗に撃たれて死んだ人と喧嘩騒ぎで拳銃で撃たれて死んだ人と大体半々くらいみたいです。

外国の場合は近所の人との人間関係をこじらせて喧嘩になると日本と違って命の遣り取りにまで発展するんです。

発砲事件自体はもっと頻度が多くて3ヶ月に1回くらい発砲事件があるんですけど負傷だけで命に別状なしの状態の人が多いんです。

今年の3月だったか4月だったか忘れましたけど僕の甥っ子のホルヘが撃たれて死んだんですけどもホルヘの場合は何らかの怨恨関係の事件だったみたいで9ミリ口径の.380ACP弾を11発も撃ち込まれてましたから助からなかったんですけど拳銃の場合は1発とか2発被弾しても当たり所が悪くなければあまり致命傷にならないで助かる場合が多いみたいです。🤔


アメリカ人とかメキシコ人みたいに銃に慣れてる国の人間からしますと日本人の日本刀などの方が怖いと言うような共通認識があるみたいです。

『仁義なき戦い』の第1部で梅宮辰夫さんが演じていた若杉の兄貴が伊吹吾郎さんが演じた上田って言う組員の片腕を日本刀で斬り落とす場面がありましたけど腕を斬り落とされたりした方が嫌な訳です。


銃で撃たれてもその時は痛くても弾丸を抜いて縫うだけですから痕は残りますけど手や腕は無事ですから僕も日本刀の方が怖いです。

写真(1)は僕の甥っ子のラファが隣町の不良にカチ込まれてお腹を撃たれたんですけどその時に流れ弾が被弾した僕の家のドアです。

写真(2)を見て貰えば判るんですけど射手が練習をしてない素人だと銃口が跳ね上がってかなり上に着弾します。


僕も何度か近くで銃撃戦に遭遇した事がありますけどとりあえず地面に伏せたりしました。


飛び込むお店が近くにある場合はお店に飛び込んで流れ弾の射線を外して尚かつ床に伏せるといいと思います。

ラファエルが撃たれたのはコロナの前の時代で2018年でした。


ラファが撃たれた時は射距離がたぶん5メートルくらいだったんですけどラファが逃げ回った事と射ち手が下手だった為に全然当たらなくて流れ弾が僕の家のドアと壁に当たったり隣の家の人が路駐していた車のガラスに当たったりしました。


11発も発砲して11発目にやっとラファの脇腹に1発決めてラファが倒れたので犯人の樫の木モックみたいな鼻の小僧が逃げたから僕たちは車でラファを病院に運んだんですけど弾丸を抜いて縫っただけで命に別状はありませんでした。

僕が住んでる町でもマフィアの人たちが薬物を売ってるんです。


特殊なお薬ですから薬局じゃなくて路上で薬を売ってるんです。


スラム地区ですから全ての物価が安いんです。
安くないと売れませんから八百屋さんもアイス屋さんも屋台の商売の人も全部の商売が薄利多売方式なんです。

マフィアの人たちが売るお薬のお値段もプッシャーの人とか中間業者を使わないでマフィアの幹部の人が直に売るから僕の町のお薬の値段は安いんです。

隣町の中流地区のボンボンのお坊ちゃんのくせにトッパけた奴らがカッコ付けの為にコカインを買いに来たりするんです。


それで4人組で薬を買いに来たらしいんですけどお坊ちゃん地区の不良なんだから大人しくしてればいいのにツッパッた態度だったらしくてウチの町の不良たちに袋叩きにされたらしいんです。😣

やられた奴の1人で樫の木モックみたいな鼻の奴が9ミリ口径のグロック拳銃を持って来て報復に来たらしいんです。😣

日本のヤクザ用語で言いますとケツを取りに来た訳です。😣


ラファの奴は不良グループがモックを袋叩きにした時に居なかったしそもそも不良グループじゃないんですけど不良グループのボスのデ●と仲が良かったからデブの代わりに身代わりで撃たれたらしいんです。

モックの奴は他所者だからサ●エルって言う不良グループのボスのデ●の家が判らないから(手ぶらで帰るのもアレだな)って言う事に成ってデブの代わりにラファを撃ったらしいんです。

「デブの代わりにお前死ねや」とか言ってブルゾンの裾で隠していたヒップホルスターからグロッグを抜いたんです。


この当時はジュースの屋台の人が僕の家の前に来てたんです。
僕はビリヤードから帰って来てメロンジュースを飲んでたんですけど咄嗟に地面に伏せました。
ジュース屋さんも伏せました。

僕の娘夫婦とか甥っ子のエビスなんかも家の前でダベッてたんですけど全員すぐに気がついて地面に伏せましたから流石に下町の人間は発砲事件に慣れてると思いました。


僕の家の本館のガレージのドアです。
防弾ドアですから拳銃弾では貫通しませんでした。


ドアの上の壁に着弾してます。
練習してない素人が撃つと銃口が跳ね上がって上に弾が逸れると言う事が良く分かりました。


甥っ子のラファエルです。

こいつは病院で弾丸を抜いて貰って傷口をチョチョって縫って貰って入院しないでその日の内にバスに乗って帰って来てみんなを驚かせました。


(さすがメキシコ人だ、つええ🤔)って思いました。😣


9ミリ口径でも薬莢が短くて装薬量が少ない.380ACP弾だったから怪我が軽かったのかも知れません。
僕のビリヤードの友だちのマリオが撃たれた時は1ヶ月くらい入院しました。


軍用の9ミリパラベラム弾です。
この実包は薬莢が長くて装薬量が多いからこの弾丸を使う拳銃は民間には許可されてません。
この写真は知り合いの警察官の拳銃の弾倉を写真に撮らせて貰ったものです。


僕の家がある通りの隣の道にある薬屋さんで発砲事件です。


店主と顔見知りの客が喧嘩に成って殴り合いのケンカをしたあと1度家に帰った客が拳銃を持ってカチ込みに来たんだけど店主の方も万一のカチ込みに備えてチャカの用意をしてたから相打ちに成って仲良く同じ病院に運ばれたらしいんです。


2人とも命に別状はなかったらしいです。

写真は実況検分に来た警察官に近くにいた人たちが状況を説明してるところです。



文章構築能力が無い人たちが音声多重放送でみんながピーチクパーチク話すから警察官の頭のピストンが焼き付いたらしいです。

「順番に話せ!俺が当てた人だけ話してくれ!みんなで同時に話すな!」って警察官が言ってましたけどあまり効果が無かったみたいです。😣


電線に吊るされてるスニーカーはここで人が撃たれて殺された場所の印だそうです。

殺された人の靴を電線に吊るして結界を作ってるらしいです。



お金がある人たちは殺された家族の祠(ほこら)も作るんですけどお金が無い人たちは電線に靴を吊るすだけです。

殺された少年は僕の家の通りの1本隣の通りに住んでた人で僕も良く知ってましたけど強盗に襲われて殺されたんです。



銀行警備の人は軍用ライフルとかサブマシンガンなんかを持ってます。

下町の警察官の方が傾向的に山の手の警官よりも重装備な感じです。


女性の特殊部隊アテナの人たちです。
1番手前でカメラの方を向いてる人が分隊長の人で軍曹(≒警部補)の階級章がついてました。
この人たちは格闘技とか射撃の腕で選抜された人たちで猛者の人たちです。
.380ACPのグロックを持ってる人が多かったです。


このお姉さんは市警のパトカー乗務員の人ですけど5.56ミリのM4カービンと9ミリのS&WコンバットオートM59自動拳銃を持ってました。


空港警備の連邦警察の女性警官がブローニングハイパワー拳銃を持っていたので写真を撮らせて貰いました。

薬室に装填してハンマーをコックして携帯してる点やターゲットグリップに交換したり拳銃を色々とチューンしてる点などから見てかなりのシューターみたいな感じでした。

支給される弾丸の他に自費で弾代を払って射ち込んで練習してる人みたいな雰囲気がありました。

たぶん実戦経験者の人だと思います。
実戦を経験した人は生き残る為に必死に射撃訓練をするように成る人が多いそうです。