競技スポーツにおいて、アスリートに起こる腰痛に関して述べていく。


スポーツ選手に起こる腰痛は、基本的に一般的な腰痛となんら変わりはない。


特にパワー、スピード系の選手に起こる腰痛について語る。


椎間板ヘルニア、脊椎分離症が主に起こる。一般の方は、ギックリ腰などが身近でしょう。もちろんプロアスリートにもギックリ腰は起こります。


対策の仕方は、簡単に言うと身体を回旋させない(背骨を中心としてねじる、回す、回旋動作は厳禁)


骨盤をしっかり立てる(骨盤の前傾を前に進行できる高い重心バランスを前方でとること。)


以上、これだけである。


これだけで、全ての腰痛に対して根本から改善可能である。


そんな事でと思うのも分かりますが、そんな選手に限って、人体の構造を全く知らず、アスリートであれば、当然知っていなければならない最低限の知識すらない。


天性の身体能力だけ高い選手は、阿保である。


己の才能に、抱っこにおんぶし過ぎである。(敢えて厳しい言い方をしないと、先ず聞き耳たてない。怪我になってからでは遅い)


プロ選手になれば、自分の身体構造に詳しい方がとても多い。


つまりは、無知こそが、身体を壊す一番の要因である。


脊椎の構造を画像などで見れば良くわかる。


回旋動作は、椎体の間にある椎間板によって捻る事が可能である。


がしかし何度も高い負荷をかけても大丈夫な構造ではない。

ストレッチ程度の負荷ならまだしも、パワーのかかった状態では、壊れてしまいます。そもそも脊椎を回旋させる筋肉は細く小規模なものです。


ではどこで、捻り回旋動作の代わりを担うかであるが、


ズバリ股関節である。


股関節周りには、大筋群があり特に大臀筋などは強大な負荷に対応可能である。まあ、お尻の筋肉を使いなさいって事です。


一般的なレベルで考えると、お尻の筋肉を使うのは困難である。


歩く時にお尻の筋肉で歩けている人は日本人にはほぼいません。


股関節を内旋動作で足を打ち捻りを伴い膝が内側に入りながら地面をキックしてでしか歩けていません。

これは大学病院などで、人工関節置換をした人の歩き方である。(これは100%で、一例の例外もなく、皆さん内旋動作です。)


脚の内旋動作では物理的に大臀筋を使用する事が出来ません。


外旋動作を伴い重心を前方に運ぶ動作で、理論的にも大臀筋が使用されます。


武道などで行われている動作が主に外旋動作になりますので、武道系の競技者は、外旋動作が自然と身についています。


私の職業柄、かけっこ教室に来る子供達で、空手などを習っていた子は、比較的早く上達します。

逆に、サッカーや野球をしていた子は、とても苦戦します。球技などでは、大腿の内旋動作をよく使う為、外旋動作が苦手になるのは当然と言えます。


私のかけっこ教室では、人体の仕組みを正しく使用する事を根本から見直す所からレッスンを開始します。


どこのかけっこ教室にいっても走り方が良くならなかったのに、私の所に来たらスプリント選手の動作が出来るようになり、見違えるくらいカッコよく走れるようになります。


小さな子にとって、周りから変な走り方だねって言われる事が、どれほどショックか、、傷つきます。


私としては、100メートルのタイムが良くなった事に喜んで欲しいのですが、親子さんや本人にとってはカッコよく走れるようになった事の方が嬉しいようです。とても良い笑顔で走ってくれるようになるので、感慨深いものがあり、大変ではありますがスプリントコーチを生業と出来ている事にやり甲斐を感じてます。


話は戻りまして、腰痛を改善するには、または予防には根本原理から見直し動作を変える必要があります。


ポイントは背骨、腰椎による回旋動作を禁忌とする事、代わりに大腿骨を外旋させる股関節の使い方を学び、大臀筋を使った歩行ができるようになる事です。


ゴルフや野球のスイング動作で、トップ選手になれば、誰一人として、背骨、腰椎を回旋させている選手はいません。


素人や、一般的に運動が苦手で積極的にスポーツをさせてきた人においては、ほぼ間違いなく、身体を捻りまくります。


身体構造上、関節がいくつも連なるようなものになっていますので、どんな動きにも自由度があり、さまざまな動きが可能にはなっていますが、だからといって、どこまでも柔らかい動作が可動範囲ないとはいえ連続負荷をかけてよいものではありません。


人体は良くできていて、きちんと構造理解があれば、一生使えるものです。今は人工関節などの性能が格段によくなり、しかも日本は国民健康保険が使えます。


時間のない方や、運動が苦手な方も多いなか、決して運動を必然とする事はなく、最悪、医療技術で痛みのない生活にする事は出来ますので危機的にとらえる必要はないと思います。


ここではあえて、スポーツ選手に対して述べています。


次は、骨盤の前傾に関して述べます。


これは、次回にします。