昔の女に街で偶然出会った
「ちょっと時間ある?」って、近くの喫茶店に入って
「最近どうしてるん?」だなんて、ありふれたことを聞いてみる
僕と同じような平凡な日々を送っていた
コーヒーが前に置かれたのを合図に
煙草をくわえると彼女は言った
「いつやめるの?」「相変わらずね」
なんとなくイラっとしたから
煙を吐きながら言い放った
「相変わらず上目線だな」
カプチーノを口にした彼女は笑った
「私たち相変わらずね」
僕もつられて笑う
けんかをしないのは
大人になったからだなんて思わないけど
僕らはきっといい感じに離れている
気がつけば夜になっていて
そのままお酒を飲みにいった
頬を赤くした彼女はよくしゃべって
昔のことを掘り返す
だからなんなのか僕には全く分からない
あぁ、惚れた女に
今ではなんの色気も感じない
なんの性欲もわかない
なにが楽しいんだろう
なにをやってんだろう
早く帰りたいよ
でも僕はこの後きっと
腰を振り続けるよ
腰を振り続けたよ
