疑惑の影(1942年製作の映画)

監督=アルフレッド・ヒッチコック
キャスト=テレサ・ライト
ジョセフ・コットン

(感想)
新しい吹き替えで見たけど、昔の吹き替えの方がいいなあー。
チャーリーって主人公と同じ名前の叔父さんが、
チャーリーの家族のもとにやってくるところから始まる。
チャーリーおじさんは
どうやら警察に追われているらしい。
しかし
チャーリー一家は
叔父さんを崇拝している。
叔父さんという人は人当たりが良く会話も面白く、
人を魅了するような人物のようだ。
チャーリーが
物語の最初
家族に不満を持っているのが
何故なのかよくわからなかった。
パパは真面目な銀行員で
優しそう。
ママは確かに忙しがってて、子供の話をあまり聞こうとしないようだが、
基本的には
善良で家族思いであると見える。
なので
チャーリーが家族はバラバラよ!と
怒りと不満を持っているのには
共感しにくい。
思春期特有の潔癖さからくるものなのか?
待望のおじさんがやってきて
家族は一気に盛り上がり
明るくなる。
ママも大張り切り。

しかし徐々に
得体の知れない暗雲が垂れ込めるがそれに気付くのは
チャーリーだけ。
あとは小さい妹
弟が、感覚的におじさんを
避けたがるという描写があるけど。
パパは隣人と推理談義をするのが趣味で、
殺人のやり方なんかw茶飲み話にしてるのが実に面白い。
読書好きの妹は
口が達者で小生意気だけど、
本質を突いていたりして面白い。
あんなに素晴らしいと
慕っていたおじさんの正体が
わかって、それまでの
のんびりしたムードから、途端に
命の危険まで及ぶ事態に展開していく。
おじさんの残忍さが
あらわになっていくところは
ゾワッとする。

あんなのんびりして、穏やかそのものな姉なのに、
どうして弟はあのようなシリアルキラーと
なってしまったのだろう?
テレサ・ライトは
育ちの良いお嬢さん役がぴったりで
昔読んだ
ナンシー・ドルーのようなイメージ。
チャーリーの家族も面白い。
ママは最後まで
チャーリー(弟)の
正体に気付かなかったんだね。
ある意味
幸せな人なのかも。
