YouTubeチャンネルでの発言の意図については20日、
Xで「原作者さんの生前のポスト等を進行形で見ていました。
大変悩んでいるなあと思いはしました。だけど何もしませんでした。
事件に発展することなど頭になく、声をかけることすらせず。
自分なら何かできたなどと思い上がってはいませんが、想像力の無さと行動力の無さをずっと悔やんでいます。
だからヤンサン(ヤングサンデー)で自分を含めてみんな悪いと言いました」と説明。

「感情的になり標的を見つけ攻撃するのは少し違いませんか」とも訴えていた。

 
発言が波紋を広げたことを受けて森田さんが書き込んだのが、「これからの新人の皆様へ」と
題した提言だ。  
賛否を問わず多くの意見が寄せられていることに「たくさん意見寄せてくださりありがとうございます。
勉強になりました。
注目されると多くの新人の方に届くかもしれないので感謝です」とした上で、「新人の皆様、今僕に賛同、異論、悪口で届いています」(原文ママ・以下同)とした森川さん。
 「ありがたいことにそれはほとんど『原作者の権利を守れ』とうことで一致しています」とするも、
「僕がこないだ炎上した時は『権力者が強権を振りかざした』『ワガママ言うな』『メディア化したらもうお前だけのものじゃない』『死ねばいいのに』と言われました」と、心無い声も多く寄せられたという。  
漫画業界は「何が正しいとかではなく厳しい業界」だとし、「称賛も中傷も一人でうけることになります」
(以上 ネットより)





*ヤンサンの動画も見ました。
里中満智子先生、湊よりこさん、森川ジョージさん、山田玲司さんらによる
芦原妃名子さんの件についての対談。
皆さん、真摯に、親身になって話してらっしゃいました。


その時も思ったのですが。
森川さんや里中さんが仰る「犯人探しはやめて」「個人攻撃はしないで」
「これからのことを考えたい」
というのはよくわかります。
正論だと思います。
私も、誹謗中傷や罵詈雑言は絶対
良くないと思っています。

その中で「忠臣蔵症候群」という言葉も出てきました。
「敵討ちができなければおさまらない」
という気持ち。
それもわかります。

忠臣蔵は主君への忠信ゆえにかたきを討つ点に
カタルシスを覚えます。
が、そもそも何故
「敵討ち=復讐に至ったか、というと
理不尽さに納得できなかった、のではないかと思うのです。


片方は切腹、お家断絶、しかし片方はお咎めなし、
これでは一方的すぎる。
刃傷沙汰に及んだのにはそれなりの理由がありました。
故に「喧嘩両成敗」(喧嘩と言えないかもしれないが)
を求めたが、退けられました。

その、不公平さに対する無念。


それが今回の芦原妃名子さんの件でも
私は感じます。

追い詰められ、謝罪する必要がないのに
「攻撃したいわけじゃなくて。
ごめんなさい」とだけ残して
命を絶ってしまったのに対し、一方は
逃げたり、論点をずらしたり、
「何も知らなかった」「寂しいです」
だけで終わってほしくないんです。


森川さんの温かい言葉が身にしみて
哀しい。
森川さんが抱える後悔や申し訳なかったという気持ちを、
実際の関係者らにも持ってもらいたいし、
表明してほしいのです。
個人攻撃というよりは、
一方だけが苦しんだ状況で済ませてほしくないのです。
攻撃されるだけの理由を作ったのは一体
誰なのだと言いたいのです。

森川さんのような、人間的な、情のある言葉が聞きたいのです!

本当は死にたくなかったはずです。
連載途中だったんだもの。
本当は生きてずっと描きたかっただろうと思います!