八千草薫さん
お亡くなりになりました。

大好きな女優さんでした。
とても寂しいです。


主にテレビドラマで見てました。
印象に残っているのはやはり「岸辺のアルバム」
不倫する主婦の役だったんです。

記憶では、そういう誘惑はあるが、一線は超えてないと思ってました。
後で見たらそうじゃなかった。記憶違いだった。
私の持つ、八千草薫のイメージがそのような
記憶違いを招いたのかもしれません。

でも、どんな役をやっても清潔感が失われることはありませんでした。
「阿修羅の如く」も大好きな作品。(向田邦子作品、とても好きです)
ドラマ版も映画版も出演してらっしゃるんですね。

心からご冥福をお祈りいたします・・・。










坂東妻三郎の作品のリメイクですが、市川雷蔵と八千草薫さんの出演でした。
監督は田中徳三。とても印象に残っています。







そして、大映つながりですが、日本映画美術の第一人者
西岡善信さんもお亡くなりになりました。




(画像はツイッターからお借りしました)



数々の名作に携わられました。
大映ではカメラマンの宮川一夫さんと同様に、才能を遺憾なく発揮され
倒産後は自ら映像京都を立ち上げ、近年まで代表を務められました。
「炎上」では市川崑さん、西岡さん、宮川さんがタッグを組み
白黒映像ではありますが、美しい画面を作り上げられました。
市川崑さんの作品、ほとんど西岡さん携わっておられます。

素晴らしい映画を有難うございました。





10月は海外ドラマ「チェルノブイリ」を見ました。
かなり衝撃を受けました。
当時のことは覚えています。
日本にも影響があるのではないかと、マスコミも世間も騒ぎましたが。


事実はとても恐ろしいことになってたんですね。
あれから33年が経ちました。


嘘と隠蔽で、事故が拡大し、責任者は自己保身に走り、
現実を認めようとしない。
それが一番恐ろしかった。


左がシチェルビナ、右がレガソフ。(実在の人物)

その隣の女性科学者ホミュックは
多くの科学者を体現した創作だそうです。



原発で火事が起きた、というので普通に消防がかけつけます。
何の防護もなしに。
急性放射線障害で多くの消防士、看護師、医師などが
亡くなったのです。


事故の報を受け、エネルギー省の責任者、シチェルビナと
原子力の専門家レガソフが終息に当たる役目を担います。

この二人がいなかったら、一体世界は、どうなっていただろうと
背筋が寒くなります。
それに、事故の終息のため
プールの水を抜きに高濃度汚染区域に入っていった
三名の職員、メルトダウンを防ぐため、地下深く掘削を
行った石炭工。
屋根に飛び散った放射性物質を人海戦術で一人当たり
90秒というリミットの中、取り除くため駆り集められた人々。
(三千数百名)
そういった多くの「英雄」がいたことは
多くの人に知っておいてほしい。






当時はソ連という体制ゆえに起きた事故だ、と言われましたが、
日本も他人事ではないと、今は思います。

嘘と隠蔽、今の日本もあるのではないでしょうか。
レガソフは、真実の代償として、社会的に抹殺されます。
しかし、彼は問います。


「嘘の代償は?」











そして今日は真央ちゃんがテレビ出演されますね!


キャー、可愛いーーー!


真央ちゃん、インタビューでヘップバーンが好き、って言ってましたね。
この二人、何となく雰囲気が似てる、って思ってたんです。

二人とも気品があって、清廉性があり、美しくて、おちゃめなところがあって、
可愛くて、穢れがない、そして一本芯が通ってる。

私もオードリーがすきなので嬉しいです。



そして昨日は
カーニバルオンアイス、特別版、町田樹さんが
解説をされた放送がありました!!
いや~聞きごたえ十分の素晴らしい解説でした。
なるほど、そういう難しいことをしてるのか、とか
そうそう、私もそう思う、とか思いながら見ました。
あれだけ詳細かつ具体的に、そして且つ文学的な言葉で
語れる人はそうそういません。
とても貴重だと思います。今後もまっちーの解説をお願いしたいです。


以上です。


長々と書きました。おつきあいくださって感謝します。