「もはや医療保険は維持できない。高額医薬品の保険適用をやめよう。
高額医薬品を使いたい人は、アメリカ【様】の医療保険サービスに入ればいい」
「もはや地方のインフラ整備はできない。地方のインフラ整備はコンセッションで、PFIで。
民間のビジネスとしてしまおう。もちろん外資規制などつけない」
「もはや国に全国の水道を維持する予算はない。
水道は民営化し、民間ビジネスにしよう。外資さん、うぇるか~むっ!!!」
などなど、グローバリズムのトリニティが推進されていくわけでございます。
さて、ようやく佐藤先生のブログですが、元々、1989年に消費税を導入したのは竹下内閣でした。
もっとも、それまでも中曽根内閣や大平内閣などで「大型間接税導入」が議論されていたのは確かです。
ところが、消費税導入の原点は、大平内閣以前にさかのぼるのです。
(さすがに、これは知りませんでした)
『(以下、【消費税について私の知っている二、三の事柄 または「間接税強化は世直し」幻想】 から引用)
しかし消費税へのこだわりの原点を知るには、
じつは1975年までさかのぼらねばならない。
当時の日本は、第一次石油危機によって高度成長が終わり
「戦後の繁栄もこれまでか」という不安に駆られていました。
事実、1974年のGNP(当時はGDPよりGNPのほうが多用されていたのです)は
戦後初のマイナス成長を記録している。
危機だ!
国難だ!!
どうにかしなければ、日本は没落してしまう!!!
・・・そんな焦燥感が漂う中、
グループ1984年という学者集団が
「日本の自殺」という論文を発表します。
この論文は
1)戦後日本の平等志向
2)それに起因する福祉国家志向
3)高度成長による豊かさ
が、日本社会に悪影響を与えていると断じました。
早い話、国民が政府への依存心を強め、
タダでサービス(とくに社会保障)ばかり要求する自堕落な甘ったれになったという次第。
今のままでは社会的活力がなくなる!
いや、財政破綻すら起きるかも知れない!
日本は自殺の道をたどっているのだ!
再生の道は、エリート主義的な自由志向の強化以外にない!
これがグループ1984年の結論でした。
わが国における新自由主義の最初の狼煙(のろし)という感じですが・・・
じゃあ、どうするの?
当然ながら、
社会保障制度を維持するための財源を確保しなければなりません。
ついでに自堕落な甘ったれになった国民を矯正するためにも
財源は積極財政でなく増税で、という話になる。
が、エリート主義的な自由志向を説いておいて
累進性を持つ所得税を引き上げろ、とは言えない。
高度成長の終焉に対処しようともしている以上、
法人税の引き上げも不可。
したがって、
大型間接税の導入こそが日本を救う世直しだ
ということになるのです!!』
おい、おい、おい・・・。という感じでございますが、そもそも「グループ1984年」の「1984年」が、
本ブログのタイトルとも関係あるオーウェルっぽくてゾッとしたのですが、
実はそのまんまのようです。
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