ボレロ | 翡翠のブログ

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大晦日、シルビー・ギエムの最後の「ボレロ」が
TVで放映されました。
ギエム、引退というのも後で知ったし、日本で
公演があるのも後で知りました。
いつか、生で見たいなとか思ってるうちに
ついにかなえられることもありませんでした。

が、TVで放送があることを知って何とか見られました。
良かった!
モーリス・ベジャールの「ボレロ」
最初の頃は、これを女性であるギエムが踊るということで
少し驚いたのでしたがまるで彼女のための演目で
あるかのような代表的なものになっていきました。






一番最初に見たのは「愛と哀しみのボレロ」
の中でジョルジュ・ドンが踊ったボレロでした。

クロード・ルルーシュ監督
「愛と哀しみのボレロ」 


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クロード・ルルーシュ監督作品。





実在の音楽家・ダンサーらをモデルに
2世代にわたって描いている。

ヌレエフ、ピアフ、カラヤン、グレン・ミラーの
四人がモデルだったと思う。
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右、ボリス…、
伝説的なダンサー、故ジョルジュ・ドン。
「ニジンスキー・神の道化」


左、タチアナ…、リタ・ポールブールド。


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両親の血を受け継いだセルゲイは
ボリショイ・バレエ団の名ダンサーとなる。

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そのセルゲイ…、故ジョルジュ・ドン。
父もジョルジュ、息子もジョルジュ、2役。

かれは恋人と結婚し、娘が生まれる。
そしてその娘が成長すると、
母が自分にダンスを教えてくれたように、
かれは娘にダンスを教えるのだった。

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その娘…、リタ・ポールブールド。
そう、娘もリタ・ポールブールド。
母タチアナもリタ・ポールブールド、2役。




セルゲイのモデルは、
「ニジンスキーの再来」と言われたソ連のダンサー、
ルドルフ・ヌレエフ

61年の海外公演時に亡命、
80年代にはパリ・オペラ座芸術監督に就任した。


■185分 フランス ドラマ
監督: クロード・ルルーシュ
製作: クロード・ルルーシュ
脚本: クロード・ルルーシュ
撮影: ジャン・ボフェティ
音楽: ミシェル・ルグラン  フランシス・レイ
出演
ロベール・オッセン シモン・メイヤー&ロベール・プラ  
ニコール・ガルシア アンヌ・メイヤー
マニュエル・ジェラン パトリック・プラ  
ジェラルディン・チャップリン スーザン/サラ・グレン  
ジェームズ・カーン ジャック/ジェイソン・グレン  
ジョルジュ・ドン ボリス/セルゲイ・イトビッチ  
リタ・ポールブールド タチアナ/タニア・イトビッチ
ダニエル・オルブリフスキ カール・クレーマー  
マーシャ・メリル マグダ・クレーマー  
エブリーヌ・ブイックス エブリーヌ&エディット  
ジャック・ヴィルレ ジャック  
フランシス・ユステール フランシス  
リシャール・ボーランジェ リシャール  

1930年代から1960年代にわたり、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ベルリンを中心とするフランス、アメリカ、ロシア、ドイツにおいて交錯する、2世 代4つの家族の人生を描く。
この2世代4つの家族は、序盤では互いに散発的に交錯するだけなのであるが、クライマックスシーンの、フランスのチャリティ公 演で一同に終結する。
この4家族に加え、時空をこえて、盲目のアコーディオン弾きが複数回登場し、アクセントを加える。
作中の親子を同じ俳優が演技してい る例もあり、
ややわかりにくさもある。
作中ではジョルジュ・ドンによるバレエのボレロが強い印象を
残す。「ジョルジュ・ドンによるボレロの振付」は、
日本で初めて、パフォーマンスとしての知的 財産権を獲得しており、許可なくこの振付で踊ることは許されない。
シナリオ技法的には、
より縄形式の代表的作品としてしばしば取り上げられる。
(作品情報、画像はネットより)



*そう!この作品のクライマックスで
ジョルジュ・ドンが「ボレロ」を踊る!!
その凄さに圧倒され、今まで見たことがないものを
見せられたという感動が押し寄せた。
ボレロは単調な曲であるようでいて
不思議な盛り上がりのある曲でそれが
彼の踊り、表現力によりこの振り付けを唯一無二の
至高へと導いたように思う。

それをギエムが踊った。
あれ以上はないのではと思ったあの踊りが
見事にギエムのものになっていた。


真央ちゃんも至高の存在であると同時に
唯一無二の演技ができる人だ。



バレリーナとなっていても、第一級のプリマとなって
世界を席巻していたに違いないと思うわ。