映画テナント | 翡翠のブログ

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映画「テナント」ロマン・ポランスキー監督・出演




とても怖い、という評を見たので


一度鑑賞してみようとレンタルした。




どこが怖いのかよくわからない・・・?


いや、怖くないことはないのだが



主人公はあるアパートへ部屋を借りにくる。


その部屋の住人は実は、飛び降り自殺をして


今、入院中なのだ。管理人に、「それじゃあ


持ち直して助かったら、部屋は借りられないね」と


言うと「絶対助からない、死ぬに決まっている」と言う。


この辺が怖いといえば怖いのだが、可笑しさ


面白さが強い。


それで主人公は一面識もないその


部屋の住人を見舞いに行く。様子を見ようということか。


その心理が怖いといえば怖い。


その後その部屋の前の住人は結局亡くなってしまう。


晴れて(?)自分の部屋となってその主人公は


いそいそと本格的に越してくる。それも怖いといえば怖い。


しかし、その部屋には亡くなった前の住人の衣服や


靴などがそのままの状態で置かれたまま。


そのままで主人公は住みつく。その辺から


どうも精神的に病んでくる。これも怖いといえば怖い。


前の住人も、アパート中の人が追い詰めて


自殺に追い込んだので、自分も同じ目に合わされると


思い込み、気がつくと何故か主人公は


その自殺した女の衣服を着たりメイクをしたりして


それをオーナーに、「女性を連れ込んで!」と


誤解され責められる。


遂に主人公は女装したまま、その部屋から


飛び降りてしまう!怖いといえば怖い、しかし


何故か不思議な可笑しさがある。



最後のカットも不思議だった。(ネタバレアリ)







包帯でぐるぐる巻きに為った主人公が


気づくと、見舞いに来ている自分が見える。



そこで映画は終わりを迎える。



なんか不思議で一風変わった映画であった。


しかし、それほど怖くはない。ただ


なんとなく面白い面を持った作品だった。


ポランスキーらしいといえば、らしいが。