私なりに色々考えてみた。


独断と偏見のみなので多くの方と相容れない


内容となっているかもしれず


不快感を覚えられた方には悪しからず・・・・。




少子化の原因は女性の心を解放しすぎた


ということではないかと思う。(全然、開放されてないよ、って


方もおられるだろうが、)




随分前には「飛んでる」とかいって


主に女性が、常識や性差にこだわらず


自分の好きなように生きることが「飛んでる」とか


言われてもてはやされた。


どこかの外人が書いた「飛ぶのが怖い」とかいう


本がヒットしたからだと思う。


ちょとした流行みたいに女性誌などで特集が組まれた。



それから「母性本能」などはありません、てな論も


出てきていた。母性本能は、男性が女性に


子育てを押し付ける為に創り上げられた神話である、と。



当時はそんなものかいな、とボンヤリ思ったものだった。


そのうち世の中の風潮は、母親もどんどん外に出て


働け、働け、と。「キャリアウーマン」「共働き」


「DINKS」などの言葉が踊った。



そんなこんなで十数年が過ぎてみれば


「少子化」で国は困った状態になっている、と。


そりゃそうだわな、「子育て」よりも働いて


「自己実現」するほうが価値があるとさんざん


喧伝してきたのだ、皆、あえて生みたいとは思わなくなる


かもしれない。




母親になっても「女」として生きていいのだよ、


「女」として生きるべきなのだ、


女性ばかりが何故、子育ての重荷を背負わなければ


ならないのだ、と言われ続けてごらん、


すっかりその気になって「欲望」に忠実に


生きて良いのだ、


生まない自由も選べるのだ、と思い込む女も


出てくるのさ。世間のお墨付きがあるのだもの。



DINKSなんて、「ノーキッズ」と言っちゃってるもんね。


たとえまかり間違って生んでも、「母性本能」など


ないのだから、子供が可愛いと思えなくても


平気、てか寧ろそれが自然?


ああ、うるさくてしんどくて私の人生の邪魔、とばかりに


頑是無い子は、母やその愛人によって虐待される。





昔なら・・・・・昔でも酷い親はいたろうが・・・・・


それでも昔なら・・・・自分の身体を張ってでも


子供を守ろうとした母親は確実に多く存在した。


子供の為に、再婚を断念した母親もいた。


車に轢かれそうになった子供を助ける為に


お母さんが跳ねられてしまったという事実もあった。


勿論、今でも・・・・そういうお母さんはいるに違いないが・・・。





少子化を解決するには、やっぱり教育を


やりなおさなければならないだろう。


社会が悪い、経済的に苦しい、勿論


そういう理由があるのは確かだし、それはわかっている。



でも根本は、「考え方」だと思うんだ。




全てはこの歌に象徴されているのではないか・・・・。



「銀(しろがね)も黄金(くがね)も玉もなにせむに


まされる宝


子にしかめやも」(山上憶良)