「無頼伝  涯」    (福本 伸行)



『要するに甘すぎた!・・・至らない者に甘すぎた・・・・


至らないものには至らない者の理由がある・・・・などという・・・・


温情的な・・・確かな悪を定めない・・・


そんな理屈が通りすぎた・・・!


そんな屁理屈の結論は


彼が悪いのではなく・・・・家庭・・・学校・・・・あるいは・・・・


社会が悪い・・・・などと言う。



何がなにやらわからない・・・


成した悪の責任を無限に薄めていく結論だ・・・・!!そして


気がつけば悪が消える・・・・!


確かに成された悪が・・・・煙のように姿を消す・・・・!バカバカしぃッ!!


なんだ、これは!?どうなっとくすればいいのだ?


悪を成した者がただ悪いのであって


この話はもうこれで終わりなのだ!それをどういう訳か・・・・。バカ共が・・・・


やれ社会の歪みがどうの・・・・とのたまって・・・・


イタズラニ事を複雑にする・・・いわゆる人権派とかいうヒューマニズム気取りの


連中だ!この日本では・・・・


何時の頃からか


そういう訳知り顔の連中に・・・・


支配されてしまった。どうもそういう連中の方が


理性的で冷静・・・かつ温かい・・・・文明人ということらしい。



故にその逆・・・・体罰賛成、死刑は当然・・・


少年法など生ぬるくて話にならぬ・・・という・・・・


者は     悪を犯した者以上に


悪人扱い・・・・だからみな・・・


悪人に甘い現状を変だと思っても・・・・


腰が引ける・・・・



難しい問題などという・・・・。




簡単な話なのに!




要するに保身・・・!酷い人間と・・・・思われたくないだけなのだっ!』



(引用終了)




自分の意見と大部分合致するので


記録する。