あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る不思議な現代版いろは歌です
02021
★はすれぬたえんとわまねて
 おほつかないひへあめをやみ
 けむりくゆらせるよも
 ちにこふしのさきそろう

☆外れぬ楕円永久真似て
 覚束ない日へ雨を病み
 煙燻らせる夜も
 地に辛夷咲き揃う

02022
★こもれひならへてわをまねき
 おちたふほんそろえよむ
 うつせみはぬけやすく
 ゆめのさかいにありとしる

☆木漏れ日並べて輪を招き
 落ちた譜本揃え読む
 空蝉は抜け易く
 夢の境に在りと知る

02023
★やみくもにあらわれ
 ゆかんたはねそめぬむ
 すへてのせいふと
 こつきようをけしさり
 ほろひおちるなまえ

☆闇雲に現れ
 歪んだ羽根染めぬ無
 全ての政府と
 国境を消し去り
 滅び落ちる名前

02024
★ほうしやせんのくもみきまわりに
 えちすてたとるゆひ
 よかさめおそれいろつらね
 むをはこふあなへぬけ

☆放射線の雲右回りに
 絵地図で辿る指
 世が覚め恐れ色連ね
 無を運ぶ穴へ抜け

02025
★あらそわぬむれへねをせはめ
 こきようほろふまてのたひ
 やみさえもゆつくり
 すなとけいにおちるしかん

☆争わぬ群へ音を狭め
 故郷滅ぶまでの旅
 闇さえもゆっくり
 砂時計に落ちる時間

02026
★はくせんとしてうつろなる
 えをふむものへこわきほそみち
 おれまかりやすらけぬ
 よめいあさひにゆたね

☆漠然として虚ろなる
 絵を踏む者へ怖き細道
 折れ曲がり安らげぬ
 余命朝日に委ね

02027
★たねをけされむもはて
 よめいほそくおにゆわえ
 ひとのあやまちぬりしるす
 せきかんろつこならふうみへ

☆種子を消され無も果て
 余命細く尾に結わえ
 人の過ち塗り記す
 石棺六個並ぶ海辺

02028
★そらみおくりゆめをねてまち
 やさしきほころひぬいあわせ
 けんはつのたれなかす
 ふるとにうむよへもえ

☆空見送り夢を寝て待ち
 優しき綻び縫い合わせ
 原発の垂れ流す
 プルトニウム夜へ燃え

02029
★やみくもにゆめさそい
 まほうのかきあなて
 えをすりぬけ
 はねせんふむしられ
 よわつたへひおちるところ

☆闇雲に夢誘い
 魔法の鍵穴で
 絵を擦り抜け
 羽根全部毟られ
 弱った蛇落ちる所

02030
★たへのみはいせつする
 やまぬにちしよう
 ほくらもさそわれ
 けむりをえかき
 ふあんなおとて
 ゆめねころひ

☆食べ飲み排泄する
 止まぬ日常
 僕等も誘われ
 煙を描き
 不安な音で
 夢寝転び
あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る不思議な現代版いろは歌です
7567
★ほしてはもす
 よけんのむくろ
 やちまたへ
 いうにことかき
 あわれをなそり
 ゆめおえさせぬ
 ひふみつらねる

☆干しては燃す
 予言の骸
 八衢へ
 言うに事欠き
 憐れをなぞり
 夢終わらせぬ
 一二三連ねる

あいうえお歌とは50音46文字を一つずつ重複せず全て使い切って作る不思議な現代版いろは歌です
02011
★とひちるそうねんも
 すふぬれてきたいろ
 ほしにさわめくはまへつらなり
 みをよせあゆむおやこのかけえ

☆飛び散る想念も
 ずぶ濡れ出来た色
 星に騒めく浜へ連なり
 身を寄せ歩む親子の影絵

02012
★ほろひにさそわれぬめる
 なきこえもらすやみへ
 いのちたけせおつてあゆむ
 しようとかはまをふくりんね

☆滅びに誘われ滑る
 泣き声洩らす闇へ
 生命だけ背負って歩む
 浄土ヶ浜を吹く輪廻

02013
★ぬけおちたもりえらひ
 やみへさそわれつきをあゆむ
 ほくのせにこふねとめ
 まんようかなてしるすいろは

☆抜け落ちた森選び
 闇へ誘われ月を歩む
 僕の背に小舟泊め
 万葉仮名で記す伊呂波

02014
★とへぬはねおもく
 まよなかにつきひむせ
 こほれたあめやしろてみわけ
 ちえるのふいりを
 ゆらすさんそう

☆翔べぬ羽根重く
 真夜中に月日噎せ
 零れた雨社で見分け
 チェルノブイリを
 揺らす残像

02015
★ちすをはなれたみやこへふし
 にひいろのくもおとさせ
 てんそうけえむゆらき
 まよわぬかねほりあつめる

☆地図を離れた都へ伏し
 鈍色の雲落とさせ
 電送ゲーム揺らぎ
 迷わぬ鐘掘り集める

02016
★いろをまよわす
 ゆめふそくなねむけ
 つみのこるからたへおとされ
 ひにちてはきえぬ
 ほうしやせんもあり

☆色を迷わす
 夢不足な眠気
 罪残る身体へ落とされ
 日にちでは消えぬ
 放射線もあり

02017
★ゆかむまほろは
 なそのせくもりぬけ
 おひえあらわにねへうめ
 たいきとつちやみすを
 よこしてふるれんさ

☆歪むまほろば
 謎乗せ曇り抜け
 怯え顕に根へ埋め
 大気と土や水を
 汚して降る連鎖

02018
★それんほうをよわらせ
 といつのかへくすしたおろち
 はなてまもるみやこゆえ
 あさにふきぬけねむりひめ

☆ソ連邦を弱らせ
 ドイツの壁崩した大蛇
 花で守る都ゆえ
 朝に吹き抜け眠り秘め

02019
★あしきことたまちへふり
 ねむれぬはなやにさそい
 うすもるめせんてえをわけ
 おほろよのからみつくゆひ

☆悪しき言霊地へ降り
 眠れぬ花屋に誘い
 埋もる目線で絵を分け
 朧夜の絡み付く指

02020
★かせゆれえんこぬけ
 さくむねにうすもり
 めをとしてみなあそふ
 まちわひたはるへ
 やよいのおほろつき