私の名前は 藍川歌織 。Y高校に通う1年だ。


   さっそくだが私はバカだったと思う。


   


     バレー部に所属しているわたしと友だちの愛華。


   最初は部活の雰囲気も良くて仲のいい部活だった。


   ある日愛華がわたしに相談してきた。


   「歌織、わたし佐藤先輩のこと好きになっちゃった。」


   佐藤先輩とは、 佐藤海翔 という2年の男バスの先輩。


   この先輩がけっこうモテる。


   「えっ!!!!マジで!?」


   「うん・・・。・・・・歌織・・・・・応援してくれる?」


   「もちろん♪応援するに決まってんじゃん」


   「ありがと。歌織大好き!!!」


   「あたしも愛華大好き!!!」


   それから愛華はさっそく先輩にアピールし始めた。


   「先輩、これ食べてください。レモングミなんです。


   女バスの休憩用につくったんですけど余っちゃって;;」


   嘘。本当は先輩のためにつくったのだ。


   「ありがとう。あ、名前教えてくれる?」


   「沙川愛華です。」


   「愛華ちゃんか。またよろしくね」


   「ハイ!!」


   「どうだった?」


   「大成功!!」


   「よかったじゃ~ん」


   「えへへ」


   

   「何あれ超ウザいんですけど」


   「あんなんで海翔が好きになってくれるとでも思ってんのかね」


   「沙川ちゃん。レモングミつくってきてくれたんだ~ありがと~」


   「早くちょうだ~い」


   「あ、えっと・・・・その・・・・・・」


   「なに?ないの?」


   「でもさっき余ったからって言ったじゃん」


   「嘘かよ」


   「すみません・・・・・ごめんなさい」


   「あんなので海翔がふりむいてくれるとでも思ってんの?」


   「・・・・・・・・・・・」


   「思ってんの??ップ・・・ハハハハッ!!!ケッサクー!」




     この時から いじめ が始まった。