こんにちは。やわらか介護食研究所のみるくです。
難病の娘の為に、毎日介護食の研究&作成をしています。
今日は娘の養護学校で調理実習の日です。
今年は世界の料理をテーマに調理実習をするようで今日は2回目。
イタリア料理としてピザとスープを作って食べるそうです
娘は重度の骨形成不全症で寝たきりです。
それでも、学校の先生たちの協力のおかげできちんと調理実習ができます。
ベッド型のバギーを調理室に持ち込み、力の弱い娘の手を支え一緒に包丁で材料を切り
とろみ剤などを駆使して娘の食べれるように、娘と一緒に調理をしてくれます。
本当にありがたいです。
寝たきりの自分でもできる事がある、一緒に料理ができるという体験は娘にとってとても嬉しい事で自信と満足感を得られるようです。
さて、前置きが長くなりましたが・・・
我が家は皆、小麦粉が大好き
今日、学校で作るピザはもちろん、パン・お好み焼き・うどん・たこ焼き・パスタも大好き。
その中で今日の研究は「ミキサー食で作るチヂミ」です。
【材料】(家族3人+介護食1人)
豚肉 350g
小麦粉 400g
卵 2個
水500ml
だしの素 小さじ2
ニラ 1/2束
玉ねぎ 1個
長ネギ 1本
人参 1/2本
スベラカーゼ 小さじ1
① 小麦粉をボールにいれ水と卵を加えてダマにならないよう混ぜます。
② 豚肉は火が通りやすいように予めフライパンで軽く炒めます。
③ ニラは食べやすい長さに切り、人参・長ネギ。玉ねぎは千切りにします。
④ 生地に豚肉と野菜を入れだしの素をいれて混ぜ合わせます。
⑤ フライパンにちょっと多めに油を引き生地を薄く流し込んで焼いていきます。
⑥ カリッと焼けてきたらひっくり返して、両面が焼けたらOKです。
⑦ 四角く切って介護食用をボールに入れミキサーをかけます。
ニラの繊維質を断ち切るようにじっくりミキサーをしてください。
この時にスベラカーゼを小さじ1加え、お湯を加えながらミキサーにかけていきます。
お湯の水分量でお好みの柔らかさにしてください。
スベラカーゼを入れる事で小麦粉の粘りがなくなり口あたりが良くなります。
ミキサーにかける時に一緒にタレの調味料を入れるのが食べやすいかと思います。
辛いのが苦手な方は醤油を垂らしてもいいのですが、おすすめは「お好み焼きソース」です。
これを小さじ1から味をみながら足していきます。
家族用のタレはこちらがおすすめです。
しょう油 大さじ2
砂糖 大さじ2
酢 大さじ1
すりごま(白) 小さじ1
豆板醤 小さじ1/2
ニンニク(チューブ) 1㎝
出来ました
形は変わっても家族と同じメニューが食べれるのは嬉しいですよね。
生地を柔らかく焼くという方法も試したのですが
チヂミはニラが入っているので思い切ってミキサーにかけた方が食べやすく安全かと思います。
【ご注意】食事介助が必要な方は、飲み込むまで様子を見守ってください。アレルギーや誤嚥等の
事故に十分に注意をして下さい。あくまでも自己責任の範囲でお願いします。