タムシバ
日本の固有種であるタムシバ(田虫葉)
も、一見はコブシと同じ白い6弁の花を
咲かせるが、コブシのように花の裏に葉
を付けない。
タムシバ(田虫葉):
3枚の小さな花被片と6枚の大きな花被
片を咲か背、芳香もある日本の固有種。
また、モクレン科の花は、あまり馴染みの
ない多くの種類があることを知った。
ミヤマガンショウ
とくにミヤマガンショウという初めて聞く
名は、中国中南部の高地に自生する木で、
日本には江戸時代に渡来したという。
ミヤマガンショウの蕾
中国名「深山含笑」を日本でもそのまま
付けられたが、この表記の由来は不明。
高山の山奥でひっそりと、微笑むように
咲いていると解釈できないこともない。
ミヤマガンショウ(深山含笑)
中国原産の常緑のオガタマノキ属の栽培
種で、現在は広義のモクレン属とする。
中国では「迎香樹」とも呼ばれ、その香
り高い花が特別な意味を持つと考えられ
てきたという。
ミヤマガンショウ
また同じく中国中南部の高地に自生する
学名ミケリア・プラティフィラなる名前
を冠した花も咲いていた。
ミケリア・プラティフィラ:
別名を闊辨白蘭花という、中国中南部の
高地に自生。
その他、鮮やかな紫色メリルマグノリア
や珍しい黄色のキンジュモクレンなど、
知らないモクレンの多さに気付いた次第
メリルマグノリア
キンジュモクレン(金寿木蓮)の蕾
キンジュモクレン
京都府立植物園の春の花爛漫(了)
次回からも京都の桜の光景が続きます









