空海展ー第4章・神護寺と東寺 | 京都案内人のブログ

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両界曼荼羅(高雄曼荼羅)のうち金剛界

(部分)

 

 

 

 

 

2年余り唐に滞在した空海は、

 

様々な密教の灌頂を授かるととも

 

に貴重な仏典や法具、絵画、仏像

 

などを持ち帰った。

 

 

 

 

金剛般若経開題残巻空海著(国宝)

・平安時代(9世紀)・奈良国立博物館

 

 

 

 

帰国後は、神護寺を拠点に密教の

 

流布を行い多くの僧侶たちが密教

 

を学ぶようになった。

 

 

 

 

尺牘(久隔帖)(国宝)

平安時代 弘仁4年(813) 奈良国立博物館

空海のもとで修行する弟子・泰範にあて、

最澄が自ら筆を執った手紙

 

 

 

また朝廷の信頼を得た空海は、

 

平安京の東寺を任され、密教に

 

よる護国の役割も期待された。

 

 

 

 

高雄曼荼羅・金剛界

国宝・平安時代(9世紀)・京都 神護寺

空海が入唐時に師の恵果から授けられた

請来本そのもの、または請来本をもとに

制作された写本の可能性が高い。

 

 

 

 

空海が密教の教えを図によって

 

伝えようとした両界曼荼羅。

 

 

 

 

高雄曼荼羅・胎蔵界

国宝・平安時代(9世紀)・京都 神護寺

 

 

 

この両界曼荼羅は、空海が日本に

 

もたらした現存最古で、最も正し

 

い姿を伝えている。

 

 

 

高雄曼荼羅のうち胎蔵界(部分)

国宝・平安時代(9世紀)・京都 神護寺

 

 

 

また彩色による両界曼荼羅は、

 

9世紀に描かれた東寺に残された

 

最古の絵画である。

 

 

 

両界曼荼羅(西院曼荼羅)

・金剛界(国宝)

平安時代(9世紀)・京都 教王護国寺(東寺)

 

 

 

 

最古の絵画でありながら、その鮮

 

やかな色彩や完成度の高い描写は

 

極めて貴重な美術品でもある。

 

 

 

 

両界曼荼羅(西院曼荼羅)

・胎蔵界(国宝)

平安時代(9世紀)・京都 教王護国寺(東寺)

 

 

 

 

 

 

 

最終章につづく