京都府立植物園のくすのき並木
炎天下の中の植物園は、相当に
キツい。木陰が広がる楠並木から
バラ園へ。
バラ園(2024年8月8日撮影)
京都府立植物園では、以前から
京都の地名や文化にちなんだバラ
を植栽している。
宇多野・中香:
クリーム黄色と淡い紅色の複色花で、咲
き進むにつれて配色が変化する。宇多野
の景色をイメージ化? 不明。
全てが日本で作出されたバラで、
現在では20品種が春から夏にか
けて見られる。
大原女・微香:
中心がクリーム色で、縁がピンクがかっ
たグラデーションが特徴頭に花を乗せて
売り歩く大原女の華やかな姿をイメージ
している。
すべての名前の由来は知らないが
金閣や紫野、桃山、大文字などは
名前に色が付くなど分かりやすい。
加茂・強香:
白と淡いピンクの花の色合いが、かつて
恭仁京(加茂町)が置かれた華やかさと
儚さを象徴するところから。
ほかにも解説がついていると、
なるほどと納得する。
北山・微香:
白色に薄いピンク色がほんのり染まる。
北山の雪景色から名付けられた。
京都で暮らしていると、何となく
方角や町並みなど地域のイメージ
が思い浮かんでくる。
衣笠・中香:
白と淡いピンク色のグラデーションが特
徴。桜の名所が多い、衣笠地区のイメー
ジからか? 不明。
掲載の京都シリーズのバラは植物園の
解説文と、個人的なイメージです。
貴船・微香:
高芯剣弁咲の形の良い花形で、鮮やかな
朱赤の花弁の底部に黄色が入る花色。
貴船神社の朱塗りの春日灯篭の印象から
名付けられた。
京極・中香:鮮やかなローズピンクで
裏弁は白色をおびる。京極の名前を
イメージする華やかさから。
金閣・微香:
鮮やかな黄金色の大輪種。
慈照寺金閣の金色からのイメージ。
明日につづく