竹内栖鳳ー③ヨーロッパ旅行の収穫 | 京都案内人のブログ

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羅馬之図(右隻)・1903年(明治36)

 

 

 

本日、早朝より明日まで小旅行に出ます。

ブログへご訪問頂いた方々には、

失礼いたします。

 

 

 

1900年(明治33)、栖鳳は36歳

 

の時にヨーロッパへ渡り、およそ

 

半年間各地を外遊をした。

 

 

 

 

羅馬之図(左隻)・1903年(明治36)

 

 

 

この旅で栖鳳は、西洋美術に感動

 

し、異国の風景や動物を写生した

※アントワープ動物園のライオンを熱心に写生し、

そのために滞在を3週間も伸ばしたという。

 

 

 

虎・獅子図(右隻)・1901(明治34)

 

虎・獅子図(左隻)・1901(明治34)

 

 

 

 

この経験が栖鳳の日本画を大きく

 

飛躍させ、進化する作品は京都

 

画壇にも大きな影響を与えた。

 

 

 

 

金獅(部分)・1901年(明治34)

 

 

大獅子図・1902年(明治35)

 

 

 

 

帰国後は、この時期を代表する

 

写実的にライオンを描いた獅子図

 

やヨーロッパの景色を描くと、

 

前衛的な画題として人気を博した

 

 

 

 

羅馬遺跡図・1903年(明治36)

イタリア、ローマの遺跡を描いたとされ、

栖鳳の渡欧体験を反映した作品

 

 

ベニスの月・1904年(明治37)