春先から秋にかけて色々な草花との出会いがある。
(もちろん冬場もだが)
仁和寺の山躑躅
春の野にはタンポポやレンゲにスミレが顔を出し、
初夏にかけてはワスレナグサやアジサイが色を添える。
ワスレナグサ
アジサイ
夏はアサガオが涼しげに咲き、ヒマワリが太陽をうける。
秋にはハギやコスモス、キキョウにリンドウが
秋風に揺れる。
梨木神社の萩
禅居庵の桔梗
大原の里
今日、4月24日は「日本の植物学の父」といわれる
牧野富太郎博士の生誕日。
牧野富太郎:
1862年5月22日(文久2年4月24日)ー1957年(昭和32)1月18日)。
高知県高岡郡佐川町出身。幼い頃より身近な雑草に興味を持ち、18歳の頃に
植物学を志した。生涯に新種の植物を2500種以上を発見、命名した植物も1500
を超えるという。さらに約40万枚といわれる標本を収集する偉業を成し遂げた。
また「牧野式植物図」と呼ばれる緻密な植物図の画法を確立したことでも有名。
日本の植物を分類化して描いた植物図も1700点に及ぶ。「牧野日本植物図鑑」
をはじめ多数の著作を残している。
高知県に生まれた牧野博士は、18歳の頃に植物学を志して
生涯に新種の植物を2500種以上を発見したことでも知られる。
ヤマトグサ(大和草):アカネ科ヤマトグサ属(花期は4-5月)
日本の固有種で、1884年に牧野富太郎博士が本種を最初に高知県で発見した。
このときの標本には花がなかったため、これをハシカグサと同定していた。
その後1886年に同じ場所でよい標本を見つけ、これを研究してその結果を
大久保三郎との連名で1887年に「植物学雑誌」に記載論文を発表した。
私の相棒が薬学を専門とするので、それに関連して
若い頃から牧野富太郎の名前と業績に関しては知っていた。
コオロギラン(蟋蟀蘭):ラン科コオロギラン属(花期は8-9月)
牧野富太郎博士が高知・横倉山で発見、命名した。(絶滅危惧Ⅱ類)
数年前に東京の千駄木界隈を回った時、
谷中墓地で牧野博士の墓所を訪ねたこともあった。
ニョイスミレ(上)とツボスミレ:牧野博士の「牧野図鑑」には、ツボスミレの
名が不純で紛らわしいので命名し直したとある。
現在、某テレビで牧野富太郎博士の生涯をドラマ化
しているが、久しぶりに毎朝観るようになった。
牧野博士の命名したシロヤマブキ(上)とカタクリ
牧野博士の人柄や偉業をどこまで伝えられるか、
さてどうなることやら。
牧野博士の命名したハルジオン
















