東南櫓と桜
桜開花予想の前日に行ってから、10日ほどして再度訪れると、
標本木はすでに満開を迎えていた。
標本木・3月16日
標本木・3月28日
その周辺の清流園や北の桜林も満開で、
しかも思ったよりも人も多くなかったので、
じっくりと桜を味わった。
青流園の香雲亭
清流園の南側には小さな一本の枝垂桜が立っている。
太閤のしだれ桜
5年前に植樹された「太閤のしだれ桜」で、
豊臣秀吉が、最晩年に催した「醍醐の花見」で有名な
醍醐寺の桜の子孫。
「太閤のしだれ桜」と香雲亭
:豊臣秀吉が醍醐で花見(1598年)をしたことで有名な樹齢約160年
とされる「醍醐寺の桜」をクローン技術で増殖したもの。
総本山醍醐寺・(住友林業株式会社のクローン技術)・2016年10月
醍醐寺と二条城が「ユネスコの世界文化遺産」に
登録された交流の証だそうだ。
桜林
この「太閤のしだれ桜」の先には、桜林と紅葉林があり、
桜の色と紅葉の新芽がキレイだった。
ここから引き返して、二の丸御殿の庭園を散策。
さすがに唐門の周りは人が多く、
記念撮影の人たちが集まる。
唐門
国宝の二の丸御殿をパスして、そのまま庭園へ入る。
時間的なタイミングが良かったのだろう。
庭には数人の見物者だけだった。
庭の遅咲きの八重桜も満開。
しかし、桜の満開の時期に、これだけ人の少ない
二条城は初めて。
久々に二条城の桜を満喫した。
二の丸庭園から本丸庭園を眺めながら西橋へ。
二の丸御殿の黒書院