「悪いこと」の連鎖を止める”心の法則”
もし自分の行動が、不幸な結果をもたらしたとしても、
怒ってはいけません。
怒る以上の不幸など、この世には存在しないのですから。
自分がとった行動によって不利益を被(こうむ)る結果になったり、思いがけず失敗に終わったりしたとき、悔しさや後悔から怒りが湧いてくることがあります。
たとえば、うっかりミスで、大きなトラブルを起こしてしまったとき。そして、酔った勢いで友人を傷つけることを言ってしまい、友情にヒビが入ったとき。
なぜあのとき、あんなことをやってしまったんだろう。今となっては自分の行動が理解できない・・・・・・と、いくら過去の自分に怒りを感じても、その行動をなかったことにはできません。
怒りに心を乱されることほど、不幸なことはありません。
怒りに任せて周囲に八つ当たりしていては、何も解決しないどころか、そんな平静さを欠いた頭では、解決策を見つけることも難しいでしょう。
賢い人は、怒りを捨てて、今できることに集中します。
心を落ち着けて考えれば、現状から抜け出す方法を必ず探しだせるからです。
自分の失敗で問題が起こったときは、一度、鏡で自分の顔を確認してみるといいのです。
怒りや後悔のあまり怖い顔をしていたら、ニコッと笑ってみましょう。
事態はそこから好転します。
・・・・by 植西 聡
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