チャリで巡る お風呂屋さん!風呂敷日記 -4ページ目

万葉集本歌取り風 巻8 16

万葉集本歌取り風 巻8 1467 弓削皇子
霍公鳥無かる国にも行きてしかその鳴く声を聞けば苦しも

呼子鳥無かる国にも行きてしか君を呼ぶ声切なくつらく 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1468 小治田広瀬王
霍公鳥声聞く小野の秋風に萩咲きぬれや声の乏しき

霍公鳥声聞く小野の風唄うせせらぎ和して夏来るらし 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1469 沙彌
あしひきの山霍公鳥汝が鳴けば家なる妹し常に思はゆ

月見ればポカリと空いた胸のうち家なる妹し常に思はゆ 縁糸まどか

万葉集本歌取り風 巻8 15

万葉集本歌取り風 巻8 1464 大伴家持
春霞たなびく山の隔れれば妹に逢はずて月そ経にける

春霞たなびく山と木津川のせせらぎ聞けば君恋しくて 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1465  藤原夫人
霍公鳥いたくな鳴きそ汝が声を五月の玉にあへ貫くまでに

梓弓鳴らす魔除けの汝が音が五月の玉にあへ貫くまでに 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1466 志貴皇子
神名火の磐瀬の杜の霍公鳥毛無の岳に何時か来鳴かむ

神名火の磐瀬の杜のせせらぎは龍田の風の神のしらべか 縁糸まどか

万葉集本歌取り風 巻8 14

万葉集本歌取り風 巻8 1460 紀女郎
戯奴がためわが手もすまに春の野に抜ける茅花そ食して肥えませ

君がためわが手もすまに織りし布衣したてる弾む心よ 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1460  紀女郎
昼は咲き夜は恋ひ寝るj合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ

昼は咲き夜は恋ひ寝るてふてふの想い乱れて合歓木の夢 縁糸まどか
万葉集本歌取り風 巻8 1462 大伴家持
わが君に戯奴(わけ)は恋ふらし賜(たば)りたる茅花(ちばな)を喫(は)めどいや痩(や)せ痩す

恋しくてため息ばかり患いて茅花を喫めどいや痩せ痩す 縁糸まどか