約15年前のことです。
前夫が突然、
治療法のない難病に侵されていることが分かりました。
そして、そのわずか8ヶ月後には
天国へと旅立っていきました。
元気だった夫が
あれよあれよという間に
座ることもできなくなり
思うように身体が動かなくなり
会話もできなくなっていきました。
1日1日
それまで当たり前にできていたことが
一つひとつできなくなっていく姿を
見守るだけの日々でした。
本来なら難病指定病院へ
入院する必要がありましたが
私の強い思いと
近くに住んでいた母や
訪問看護師さん
自宅診療をしてくださった先生方の
支えのおかげで
最期まで自宅で看取ることができました。
病気が分かってからの8ヶ月間は
とにかく夫に付きっきりの毎日でした。
先生からは
「たまには息抜きもしてくださいね」
と言っていただいていましたが
その頃の私は、
そんな気持ちになれませんでした。
やがて寝たきりの状態になってから
週に数日だけ施設に預ける決心をしました。
その泊まりの日だけは
母が温泉に連れて行ってくれたり
友達がランチに誘ってくれたりして
少しだけ息抜きをすることができました。
それでも
待ち合わせ場所で楽しそうな家族連れや幸せそうなカップルを見ると
胸が張り裂けそうな思いになっていました。
みんなは楽しそうに過ごしているのに
私は……
夫は亡くなることが分かっていて
子どももいなかった私の心の支えは
かめじろうだけでした。
あの頃、
自分がとても惨めに感じたことを
今でも鮮明に覚えています。
今思い返せば
両親や姉や弟家族
そして友人たちもいて
決して一人ではありませんでした。
それでも
介護の中にいると
心は孤独になってしまうものなのかもしれません。
だからこそ今
もしご縁があれば
ぜひ一緒にパステルアートを
描きたいと思う方たちがいます。
それは
『ご家族を介護されている方』です。
介護をしていると
どうしても行動も制限され
自由な時間も限られてしまいます。
そんな中だからこそ
ご自身の心を癒す時間を
持ってほしいと思っています。
パステルアートを描いている時間は
「今」に集中できて
ほんの少しだけ無になれます。
この先どうなっていくんだろう
残された私はこれからどうしていけばいいの?
私自身が経験してきたからこそ
その気持ちが痛いほど分かります。
だからこそ
少しでも心が軽くなる
ひとつのきっかけとして
パステルアートを知っていただけたら嬉しいです。
私の独りよがりな思いかもしれませんが
必要としているどなたかに届いたら
いいなと思い、
この想いを綴りました。
もし今少しだけ
気持ちを整える時間が
ほしいなと思われた時
パステルアートを描くという時間が
そっと寄り添えることが
あるかもしれません。
私の教室では
はじめての方でも描ける
やさしい体験の時間をご用意しています。
ご家族の介護をされている方も
ご無理のないタイミングで大丈夫です。
「こんな時間もあっていいんだ」
そう思えるひとときになれば嬉しいです。
ご縁のある方と
いつか一緒に描ける日を楽しみにしています🐢🌈
現在、在庫の数が少なくなっておりますが、
5月には新作もアップしたいなと思っています(^^)




