
虫(むし、蟲とも書く)とは一般に、人・獣・鳥・魚・貝の類以外の小動物の総称。特に昆虫と呼ばれる、頭・胸・腹の3つの身体に分かれ、胸部に6本の脚を持つ節足動物を指す。昆虫について解説していく。
昆虫の概要
昆虫は多種多様な節足動物の中でも、特に陸上で進化した生物群である。陸で生活する昆虫が殆どだが、水中で生活する昆虫もいる。卵生で植物の葉や他の虫を主に食べるが、他の動物の死骸を食べる昆虫もいる。全動物種の8割は昆虫類で占められていると考えられる。つまり、
昆虫は全生物でも圧倒的に多くの数・種類を持っている。
虫の定義
最初に虫は、他の類に属さない生物以外の小動物の総称であると述べたが、蟲の漢字は元々は全ての生物を示す文字・概念であり、中国の古文書では鳥を「羽蟲」、獣を「毛蟲」、魚や爬虫類を「鱗蟲」、亀や甲殻類や貝を「介蟲」・人を「裸蟲」と表現することがある。漢字の由来は、蛇を象った象形文字であり、本来は毒蛇を指していた。次第に蛇や其れよりも小さな生物を指す様になった。然し殆どの現代人が昆虫、蜘蛛(クモ目)、百足(多足類)、団子虫(甲殻類)等生物学的に昆虫ではない者も虫に含めている。
分類区分
動物界節足動物門昆虫網に分類される。
類の仲間
DQM図鑑では虫類はミミズ目、多足類目、ナメクジ目、昆虫目に大別される。蚯蚓(ミミズ)は環形動物門貧毛綱に属する。昆虫ではない。何も無い様に見える単純な体構造で、地中や水中に棲息し、土に棲む者は土を食べる。その糞は良質な肥料や土壌改良材として利用される。多足類、元い節足動物門ムカデ綱の百足(ムカデ)も昆虫ではない。そして漢字で百足と書くが、足が百本丁度の百足はいない。約30本から約300本まで様々である。毒を持ち他の虫を食べる。蛞蝓(ナメクジ)は軟体動物門腹足綱に分類される。昆虫ではない所か、殻を失くして退化した巻貝の仲間である。植物の柔らかい部分や動物の屍体を食べる。半透膜に覆われている身体に粘液を分泌していて身体が乾かない様にしている。其処に塩を掛けると水分が抜けて小さくなり、逆に水を掛けると元の大きさに戻る。
一生
卵から生まれた幼虫は成虫とは異なる、芋虫と呼ばれる姿で生まれる者が多い。何度か身体の皮を脱ぐ脱皮を繰り返し身体が大きくなる。蛹と呼ばれる形態に変わる。この蛹化した状態では身体が溶かされ、成虫の身体が蛹の中で形成されていく。そして羽化、成虫が蛹を破って現れることで翅が出来て飛べる様になる昆虫が多い。蝶や兜虫等はこの完全変態をする昆虫だが、バッタ等成虫でも姿は大して変わらない不完全変態の昆虫もいる。