「鏡の花」道尾秀介 集英社それぞれの兄弟、夫婦、家族たちの六つの物語。繋がっていないようでしっかりと・・・。もう完璧に道尾秀介の世界観に入り込んでしまう作品。人の人生はほんの些細なことで消えてしまう、もしくは消えないでいられる。そんなことの繰り返しが人生なんだなぁとの実感。素敵な言葉もたくさんならんでいて爽やかな読後感、でも読み始めは困惑でした。