「残り火」 小杉健治最愛の妻を亡くし抜け殻のようになった弁護士。痴漢の冤罪が原因で亡くなった息子の父親。若い女性の連続通り魔殺人事件。祖父とふたり暮らしの青年が逮捕されるが・・・。法廷小説でもあり、ミステリーでもある作品。個々の登場人物の持つ、亡くした者への愛情の深さに胸を打ちます。想像もつかなかった結末に驚愕でした。